見出し画像

点穴を掘るおススメの道具

点穴を掘ってみましょう。そろえたい基本の道具は、4つ。ホームセンターなどで揃えられるものばかりです。
この回では、おすすめの道具、選ぶポイントについて説明します。


必要な道具は、4つ+グローブ

スコップ
剪定バサミ
手ノコ
テミ
滑り止め付きグローブ(軍手)

● スコップ

別名移植ゴテ。土を掘るのに使います。

直径10センチ程度のサイズの穴を掘るには、一般的なスコップ(太)が適しています。幅が狭い細いタイプは、掘り進むのに手間がかかります。
わたしは先端がとがっていないものが好き。なぜなら、穴を掘り進めたときに、丸みがあるほうが土を掻きだしやすいからです。
鉄製とステンレス製があります。手入れがラクなのは、ステンレス製。安いのは鉄製です。

● 剪定バサミ

穴の中に挿す木の枝などを切ります。
造園家の方に教えてもらったこちらの剪定バサミは、ワンタッチでロックを外せるので使いやすいです。

軽いチカラで切れるタイプもあります。負荷が少なく、握力がない人でもラクです。

● 手ノコ

生木の切れるノコギリ。穴に挿す枝を切ります。
替え刃のあるタイプがおすすめです。

折りたたみ式も携帯しやすいです。

● テミ

掘った土を運んだり、炭を小分けにして運んだりするのに使います。
土は重いので、幅40cm程度の大きさが使いやすいです。

持ち手が付いている「石簑」は、石を運ぶにも使いやすいです。

● 滑り止め付きグローブ(軍手)

棘などから手を守るためには必要です。軍手よりも、樹脂で補強しているタイプは安心。革製のものにくらべて廉価で、コンビニでも買えます。
長く使うと臭くなるのが、難点。

あると便利なもの

持っていると、より作業性が上がる道具たち。

皮手袋
タガネと金づち
大きいドライバーもしくは長いペグ
ミツグワ
ブルーシート

● 皮手袋

軍手よりも棘などが刺さりにくく、作業しやすいです。
手の甲がメッシュになっているものは、ゴワゴワしなくて手指を動かしやすいです。
ゴムで補強してあるグローブは、使っているうちに臭いが気になりますが、革製のものは臭いにくいところもおすすめのポイント。

● タガネと金づち

石がゴロゴロしているような硬いところで、掘り進みやすいです。
石積みでは、石の出っ張った部分を欠いたり、割ったりするのに使います。

● 大きいドライバーもしくは長いペグ

貫通ドライバー350mm。小さな点穴をあけるのに便利な道具です。地球守の高田さんんが使い始めて、人気になりました。
穴を掘る手間がないときには、これでグリグリやって枝葉をつめるだけでも、土中の水をめぐらすことができます。
金づちで叩けるので、ちょっと硬いところでも点穴をあけやすいです。
柄は赤がおすすめ。置き忘れたときに、見つけやすいです。

(11/11追記)
上記の大型ドライバーよりも軽く、お手頃な価格のペグ。断面が羽根の形状をしているので、丈夫でグリグリもドライバーと変わらないくらいにやりやすいです。

大きいサイズの点穴には

大きさに相関して効き目も大きいです。直径30cm以上の穴を掘るなら、大きな道具を使ったほうが掘りやすいです。

● 剣スコップ

いわゆる「ケンスコ」。直径30cm程度の穴を掘るのに使います。

● ツルハシ

土が硬いところでは、あると便利。作業がすすみます。

さらにあると作業性が上がるモノ

マキタのバッテリーが強力になって、使い勝手のいい道具が増えました。バッテリーを揃えると、ほかの機会にも使えて便利です。
ただし、作業性が上がる代わりに危険も伴いますので、注意が必要です。

●  バッテリー式小型チェーンソー

直径3-4cmの枝などを切るのに便利。ただし高速で刃物が回転するので、使用には注意が必要です。

● バッテリー式穴あけ機

垂直方向へ穴をあける道具です。穴のサイズは選べます。
石や岩盤の多いところでは使えませんが、それ以外のところでは効率よく穴を掘れます。超便利!

まずは手道具から

いろいろと紹介しましたが、まずは基本の手道具4つから、はじめてみてください。場所や大きさなど、順次、目的に応じて揃えていくといいです。

***

めぐる水講座、出張講習もしています。
3名集まれば、ご指定の場所でワークショップを開催できます。ご相談ください。


いいなと思ったら応援しよう!