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ハシボソガラスが好きすぎて
1/6(土)は、第一回オクタマトリカルタ大会でした。奥多摩・青梅界隈に縁のある方が参加してくださり、子どももたくさん来てくれました!
真剣勝負となると、子どもの勝ちへの執念は大人以上にすごいんですね。感情をそのまま表現できる子ども時代って、貴重ですね。
ちなみに、オクタマトリカルタは、スマホからランダムに流れる野鳥の声を聞き取り、該当する鳥のカードを取るカルタです。
スマホでQRコードを読み取ってサイトにアクセスをして、はじまります。
奥多摩には約60種の野鳥がいるそうですが、その中で比較的特徴があって遭遇しやすい33種の鳥を選んでいます。
何度か繰り返し遊ぶうちに、鳴き声と姿、鳥の名前を覚えられます。
そのカルタで競う大会です。大人から未就学児まで、ハンデなしで戦います。
4歳のCちゃん。めちゃくちゃ強かったです。スピードはないけれど、正確にカードを取れます。ゆっくりでもまちがわないので、いちばんたくさんカードを取れていました。
その最強なCちゃんが、誰よりもカードを取れているにもかかわらず、途中、ぐずってイヤイヤをすることが何度かありました。お母さんとの会話を聞いているとちゃんと理由があって、すごくお気に入りのハシボソガラスのカードを他のひとにとられてしまって、悔しくて癇癪をおこしていたようでした。
泣いちゃうくらいの、強い愛。
すごいパワーです。ある意味、うらやましくも感じます。
子どもは感情を抑えません。
どういうときに怖いと感じるのか、どういうときに腹が立つのかなど、感情を隠さずに表現してくれるので、何かと参考になります。大人になると抑えてしまいがちな感情がそのまま出るのが、子どものいいところだと思います。
大人になると隠れてわかりづらいことが、子どもを観察していると見えてきます。子どもが表現するモヤモヤの正体を見つけられると、大人への対処法にも生きてきます。安心や安全をつくるヒントになるからです。
子育てをしているみなさんは、しっかり対応できていたところもすばらしかったです。例えばこのCちゃんには、お気に入りのカードと交換してもらっていました。
思い通りにならないことにどう折り合いをつけるのか。親も瞬発力がついてくるんですね。
「待つ」ことも大事なんですね。いくつかの感情が一気にわーっと高まると子どもの心の中では処理できなくなるのかな? しばらくするとおさまって、落ち着きます。
湧きあがってくる感情の正体が見えてくると、すぐに”反応”するのではなく、今の状況に”対応”できるようになってくるのかな。
親子で一緒にやるイベントは、ほんとうに楽しい。学びがたくさんあります。