
奥多摩まちづくりワークショップ。町の防災について考えた
10/17(月)は、二回目の #奥多摩まちづくりWS だった。一回目のキーワードからさらに深掘りしていく内容。わたしのテーブルのテーマは「防災」。ほかには、くらしや観光、働く人など。それぞれテーブルごとにテーマについて話し合った。違ったテーマで話し合っても、共通点が多くて興味深かった。
奥多摩町は面積が広く、住んでいる人が点在している。だから地域単位で防災を考えておくのが重要。さいわい各地域には不便な頃から暮らしていて何かあったときの能力が高いひとが多い。また移住者はアウトドア好きなひとが多い。古くからの知恵と新しく入ってきた知恵とかけあわせて、備えられたらいいよね。
道路などが分断されても、生きのびられる自助・共助を育てていくこと。そのためには、誰がどんな能力を持っているのかをあらかじめ知っておきたい。簡易水道も維持管理しておく。またドローンをそれぞれの地域で扱えるように練習して、ハブとなる庁舎は荷物や情報の集積地となる設備を持たせる。
庁舎には、移住者と古くから住む人との交流の場として集まれる広いスペースがほしい。そこで備蓄食料を食べてみたり、火を焚いたり、寝袋で泊まってみたり、災害が起きる前に体験しておけるイベントを行う。災害時には、災害ボランティアの方たちも過ごしやすい場になると、さらにいい。
そんな話し合いの結果、わたしたちの防災グループでは、「みんなが集まりたくなるような場づくり」×「火を焚く(サバイバル能力)」から導き出されたのが、「火のある庁舎」というキーワードが出てきた。町議会も火にあたりながら話し合ったら、ぜんぜん違った結論がでるかもしれないね。薪をストックする場があると、災害時にも役立ちそう。
子どもたちにも、火が危険だからと遠ざけるのではなく、火の取り扱いを学べる場となるといい。自然が好きで移り住んできている人が多いのだから、「防災」をきっかけに、自給自足できるくらいのサバイバル能力のある人間が育つしくみを作れるといいよね。
他にはわざわざ見に来たくなるような森都心庁舎、飛行場の降り口のようなゲートウェイ庁舎、などなどおもしろいアイデアがいっぱい出た。
WSが終わったあとに気づいたのが、観光客への防災。災害時には住んでるひとだけでなく、観光で来たお客さんも一定数いる。そこを考えて備えないといけないよね。特に外国のお客さんについては、ちゃんと考えておかないと! ”観光立町”をうたってるわけだし。
疎開についての意見も、おもしろいと思った。都心で大きな災害が起きたときに、奥多摩町へ疎開してくるひとを受け入れられるように準備しておくって話。
新庁舎建設検討委員会の会議は、10/21(金)に行われる。