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研究熱心な人はみんなやっている。動画で確認するコツ

多摩川上流で、リバーカヤックを教えています。
今回は、動画でのフォームチェックのポイントを書きます。

それにしても、気軽に動画を撮れる世の中になりました(しみじみ)。
40年ほど前まではビデオカメラが一般的ではなくて、連続シャッターで撮れるカメラ(しかもフィルムカメラだから、ジャンジャン撮れない)を使ってフォーム解析をしていました。
今はスマホに付いたカメラでさくっと撮れちゃいますからね。
世の中の進歩はすごいわ。

動画は、スロー再生や停止を使ってフォームを確認できます。
実際には見逃してしまう大事なポイントを発見できるで、上達の手助けになります。
客観的に確認できるので「やってるつもりなのにできてない」がわかりやすいです。
スクールでは必ず動画を撮ってふりかえりをしているのですが、初めて自分を動画で見たときに、愕然とする人が多いです笑(特に中級パドラー)。

動画の撮り方

動画を撮るときには、ちょっとしたことを気づかうと、あとで確認しやすいです。

● 環境を揃える。
何人かいる場合、自分と他者とを見比べやすくなります。

● カメラの場所や画角を考える
見たいポイントがあとから確認できるようにしておくといいです。
川の流れの使い方なら、流れの全容が見える広めの画角に。
フォームをじっくり見たければ、人物が大きめになるサイズで。

見るポイント

① タイミング
一番パワーの伝わるタイミングなのか。
遅くないのか、早過ぎないのか。

例えば、フォワードストロークの水のキャッチ。
最大にタメができたタイミングでキャッチできると、ボートは大きく動く。
体が動いているのにあまりボートが動かないのは、キャッチのタイミングが遅いからなのかも。
タメが弱まりはじめたタイミングで、キャッチしちゃってるのかもしれない。

② 力の方向
効き目のある方向へ力を伝えられているか。
おなかの力が伝わっているか。

例えば、フォワードストロークの押し手。
体の正面から握りこぶしが外れると、おなかの力が伝わりづらい。
正面からみて正中線から右手が左側へはみ出している時は、おなかの力が前へ進む動きに生かせていない。
体の反対にはみ出していると、ボートを回転させる力になってしまう。

③ 目線
力の方向やタイミングを図るのに、重要。
うまく動かせていない時は、ボートのバウ方向と同調してることが多い。

例えばターンしたい時。
先に行きたい方向へと目線が向いていると、回し過ぎたり回したりなかったりしない。
適切なだけ体が先行して動く。

一点だけに注目してみる

動画を見るとき、ポイントを定めると違いがわかりやすいです。

例えば、押し手の握りこぶしの位置。
上から下に押し下げたり、右から左に流れたり、上体との位置関係が安定していない時は、力が逃げています。

例えば姿勢。
一番力を伝えたいタイミングで背中が丸まっていると、おなかの力がボートに伝わりません。

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動画でのふりかえりは、いろんな発見があります。
たまには撮影して確認してみるといいかもよ。



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