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初心者のためのパドリング講座

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多摩川上流・御岳渓谷を中心にリバーカヤックの講習をしています。講習で伝えていること、さらに深めたいことなどについて、書いています。1週間以内にスキが30件以下の場合には有料記事に…
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#後藤めぐみ

カヤックスクールを公開します

カヤックスクールを公開します

こんにちは。
カヌースクール「グラビティ」の後藤めぐみです。
多摩川上流の青梅&奥多摩で、リバーカヤックの講習や体験を、1997年からやっています。

リバーカヤックを教えるようになって、かれこれ28年になります。(2021年現在)
その間に、ボートのデザインも大きく変わりました。
長いボートが短く。
丸かったボトムのデザインもフラットに。
厚みの配分も変わりました。
それに合わせて、動かし方や乗

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まっすぐ進むコツ

まっすぐ進むコツ

グラビティのカヤック体験では、本格的なリバーカヤックを使っています。
それはよくある観光地で乗るタイプのカヤックとは、ちょっと動きが違います。観光地で乗るカヤックは、ボートの底に溝やでっぱりが縦に入っていて、まっすぐに進むようにデザインされています。
一方、リバーカヤックは曲がりやすいデザイン(底の面にでっぱりはなく、平らもしくは丸くなっている)です。というのも、進みながら素早く方向を変えたい場面

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パドルの持ち方② 右手固定

パドルの持ち方② 右手固定

体幹の力を伝えやすくパドルを持てると、体全体を使って漕ぐことができます。

パドルの持ち方のポイントは、3つ。
① 持ち幅
② 右手固定
③ 下から支え持つ

今回は、②右手固定について説明します。
ブレードで確実に水をつかまえるためには、とても大事な意識です。

水をつかまえるためにカヤックはブレードで水をつかまえて、そこを支点にボートを動かしていきます。
しっかり水をつかめると、ボートがひと漕

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ボートを担ぐ、乗り降りをする

ボートを担ぐ、乗り降りをする

今回は、ごくごく基本的なことを説明します。
ボートのラクな担ぎ方と、安定した乗り降りのしかた。
できるようになるとどうってことはないのですが、そこに至るまでがけっこう大変だったりします。
コツがわかればすぐにできるようになりますので、やってみてください!

① ボートの担ぎ方リバーカヤックは、基本的にひとりで一艇持つことが多いです。
急斜面や狭い道などを通ることがほとんどだからです。

ポイントは

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パドルの持ち方① 持ち幅

パドルの持ち方① 持ち幅

体幹の力をパドルへ伝えられるように持つと、体全体を使って漕ぐことができます。

パドルの持ち方のポイントは、3つ。
① 持ち幅
② 右手固定
③ 下から支え持つ

今回は、①持ち幅について説明します。
体幹の力を常に伝えていくには、パドルの持ち幅は広めのほうが有利です。

持ち方の目安頭の上にパドルを載せて、肘が直角になるように持ち幅を広げます。
右左同じ長さになるように、調整します。

肩幅より

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