#リバーカヤック
「対話」と「川下り」の共通点
昨年は、「対話」について深く考える1年でした。きっかけは、中村一浩さんの「対話塾」という学びの場。そして、先月に「対話」について書かれた本が出版されました。
「対話」と聞くと、誰かと話をすることを思い浮かべるかもしれません。でもこの本では、対話には次の3つがあると書かれています。
自分との対話
他者との対話
自然との対話
これら3つは、つながり合いながら進んでいくものだそうです。
実は
実際よりも長くイメージしてみる
わたしのカヤック体験では、本格的なリバーカヤックのボートを使っています。急流の中でも岩や危険なものをすばやくよけられるように、とても回転性の高いボートです。
自分は運動神経抜群!だからなんでもできると過信しているひとや、観光地でまっすぐに進むタイプのボートに乗った経験のあるひとは、このボートを「まっすぐに進むもの」「簡単にできる」と思ってしまいやすいです。自分が思っているのと現実と、ギャップに苦
「がんばる」よりも、数字で考える
Amazonで目に留まったので、読んでみた。数字で考えることがほとんどなく、数字を取り入れるってどういうことなのかな?について、知りたかったので。
参加者を増やすとか、そういうビジネス的なことばかりじゃなく、カヤックレッスンにも応用できる点がいくつかあった。
「がんばる」などともやっとした表現のままだと、ことが進みにくい。
ぼんやりした言葉よりも、目標を明確にしたほうが取り組みやすい。特に数字は
そもそも、何が目的なのか。
リバーカヤックをまっすぐ動かす。
それをやすやすとできるようになるのが、子どもたちです。水のつかまえ方がわかると、自分の行きたい方向へボートを進められるようになります。
細かなことを「考えていない」からかもしれません。
思考にしばられると動けないたとえば、歩く。
重心を進行方向へ投げ出しながら、脚を前に出し、足の上に重心を載せてから、次へ重心を進行方向へ投げ出す。重心が安定するように、しっか
子どもはちゃんと考えている。
今年の5月から、親子で何度かカヤックスクールに参加していただいているU家。基本をきっちり学ぶ姿勢のお父さん、家族で楽しみたいお母さん、独創的な小学5年生のS君の三人です。毎回、楽しくレッスンをしています。
少ないパドリング回数で
今回、練習の課題で
「できるだけ少ないパドリングで、目的地まで行ってみよう」
と、みんなで競い合ってみました。
課題の目的は、
「行き先を見つづける」
「ワンパドル
クルミはちゃんと考えてる
秋になると、白丸湖畔でたわわに実をつけている木を見かけます。
クルミです。
植物はいろんな方法で種をばら撒きます。
おいしい果実にして鳥に食べて運んでもらったり、羽のようなものをまとわせて風で飛ばしたり。
クルミは水を使って種を運んでもらう植物です。
だから、川沿いに生えていることが多いです。
実の表面には、緑の厚い果肉がついています。
果肉は浮力があるので、ぷかぷかと浮いて水面を漂ってい
苦しみを生み出すもの。
ほぼ毎日、カヤック体験をやってる。
体験で使っているのは、本格的な一人乗りのリバーカヤック。
岩のある急流でもすばやく方向を変えられるように、反応がいい、つまり、とても曲がりやすいボートだ。
はっきりいって、まっすぐには進まない。
そのまっすぐに進まないボートをどうやって思い通りに動かしていくのか、そこがリバーカヤックのおもしろさでもある。
そんな乗り物に、どう向き合うか。
ままならなさが楽し
「怖さ」って何だろう。
カヤックに乗る前に、「怖い」って感じるひとが少なからずいる。
思い返してみると、わたしも知らない川を下る前はいつも怖かった。
はじめはグラグラする不安定さなのかな?と思ったのだけれど、どうやらそれだけでもないみたい。
どんなに安定のいいボートに乗っても、怖がるから。
「怖さ」って何だろう?思い当たるのは、ふたつ。
・自分で制御できると思っているのに、制御できない状況
・誰かが制御してくれてい
とにかく前へと漕ぎすすめ
たとえ何千万円、何億円と持っていても(持ってないけどね)、日々減っていくようすを見ると不安になる。
若い頃はたとえ財布に4円しかなくても、ぜんぜん不安じゃなかった。
この違いはなんだろう?
人間は、90円が100円になるよりも、200円が150円になるほうを選ぶそうだ。
手元にある金額は多いにもかかわらず、不幸なんだよね。
減っていくことに不安を感じる。
先日、60歳過ぎの友人と話していて気
じゃんじゃん失敗しよう。それもカヤックの楽しさ
「ゼルダの伝説」というゲームが好きだった。
アクションRPGというカテゴリのゲームだ。
どんどんダンジョンを通過して進むよりも、ものを動かしてみたり、草を刈ったりして(ときどきチャリンと宝石が出てくる)道草しながら探索するのが好きだった。
ゴール志向じゃなかったんだな、昔から。
カヤックの覚え方として、
スクールに入ってすぐに上達する
というのもひとつの方法だけれど、
自分で失敗しながら覚
いろんな「見る」を使いこなす。
リバーカヤックを教えています。
いつも講習でしっかり練習するのが、「見る」こと。
普段はちゃんと見ているようで、実は見ていない。
カヤックは、不安定な水の上で非日常の状況だからこそ、自分はものごとをどう見ているのかが再確認できるのがいい。
ものごとを見るのは、三つの視点から。
全体を俯瞰で見る”鳥の目”。
細部まで細かく観察する”虫の目”。
流れを読む”魚の目”。
状況によって、いろんな見方が