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自分のマネジメント能力について考える

保育における「マネジメント」は、通常の企業とはとても難しいと施設長8年目で感じます。
今年も施設長研修を終えました。横浜市のもの、児童育成協会のものとありますが、両方受講する年次もあるのですが、今年は児童育成協会のものを受講しました。
今年はそこを振り返りながら、真摯に反省をしていこうと思います。


保育事業の難しさ

企業は「ミッション・ビジョン・バリュー」が示され、事業計画から年次目標、半期、四半期、月次、週次、日次とブレイクダウンしていくものです。
保育計画も「全体的な計画」といわれるいわゆる保育における事業計画があり、そこから同じように沿っていきます。
8年前に保育事業を始めようとした際は、全体的な計画=企業の運営計画と考えており、経営についてはほぼ考えずに進めていった経緯があります。
<「単独の保育施設運営」=「経営」の図式>です。
しかしながら、保育事業を始めてすぐに、狭い空間も相まって、「ここの空間だけで完結する保育にあまり価値がない」と気づき、関内地域との結びつき、企業・団体、諸機関との関わりを始めます。

とはいえ、大事なのは企業・施設が外部と関わるということだけではなく、その意義をどうやって従業員(保育者およびすべてのメンバー)に気づきを持っていただくかに尽きるなと思います。

できる限りやっていかないと気づけない

やらなければならないこととして;
*書式で掲示するだけではむずかしい →掲示はしていく
*研修で訴える(読んでもらう)だけでもむずかしい →定期的に話す
*地域の行事に参加してもらうだけでもむずかしい →必ず見てもらう

これらをバランスよく提供、もしかすると、少しうるさいくらいアナウンスして「あーなんかウチの保育園は、他とは何かちがうことやっている会社なんだな…」とふんわり思ってくれるレベルになる。
そういうイメージかと、最近実感しております。
なぜそうなるかと申し上げると、圧倒的に時間のなさだと思います。特に丁寧に個別応答的に保育を行えば行うほど、こどもは向き合ってくれようとしますし、
それでもなお、理念や計画に異議や疑問が出ることもあるだろうからこそ、「これが絶対ではないから考えていこう」「意見を出してみよう」「質問は正しい(´∀`)」という対話の姿勢を崩さないことなのかな…と感じます。

やさしさときびしさ

従業員が一巡し、保育事業におけるマネジメントの難しさ、ポリシーの理解度合いについてかなり厳しい現実を理解した私にとって、保育者の方々の真摯な姿勢に救われることももちろん多いです。
特に昨今では更年期に突入した私の身体を心配してくれるメンバーも多く、長くやって、「いつのまにか僕らも、若いつもりが歳をとった」という歌詞にあったようなことを思い出します。
自分を甘やかさず、しかし厳しくなり過ぎず、現実を受け止めて静かに事業ができればと思います。
この"甘やかさず、しかし厳しくなり過ぎず"というのは、自分へ向けてではなく、他者へむけて、つまり人材育成の現場でははなかなか難しいところもあると感じます。だからこそ、こちらのnoteなどにしっかり書き留めて、自分でも受け止めて、この部分だけでも他者と共有していかないとと感じます。

日々反省にございます。

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