対話型鑑賞ファシリテーター講座に参加しています。
参加のきっかけ
こどもはすでに高校生、中学生とだいぶ大きくなりましたが、私自身は小学校を卒業しておらず、こどもたちが卒業した公立小学校にて「学校・地域コーディネーター(地域学校協働活動推進員)」として学校の事業のお手伝いをしております。
2年ほど前からこちらの事業を進めていくなかで、最も課題だなと思っているのは"多様性"という言葉です。
もちろんここ10年ほどは、大きく保育・教育現場でも謳われている概念だなと感じますが、実際"どのようにその概念をこどもたちと感じ合い、認め合い、アウトプットし、応用的に進めていくのか"というところまではなかなか今をもっても難しいなと感じます。
実際弊社保育現場のなかで「こどもの主体性を尊重した保育」ということとても大事にされています。一方で、保育の側から都合をつけることはとても難しいです。その実についての在り方も大きく議論されます。
参考ウェブ:『「ダイバーシティ&インクルージョン」はどう生まれたのか?その歴史を振り返る』ダイヤモンド・セレクト「オリイジン」古井一匡
長くなりましたが、こんな背景があるなかで、学校・地域コーディネーターの役割として「美術鑑賞」についてのお題があがり、アーツコミッションさんとご相談させて頂いた途上で、NPO法人 芸術資源開発機構 (ARDA)さん主催「対話型鑑賞ファシリテーター講座」についてご案内頂きました。もう見た瞬間"これだな"と思い、そんなわけで現在受講中というところです。
こういった「まだ終わっていないけどやってます」ということを日々投げかけていくのも非常に大事だなと感じるので、書き留めておくことにしました。「対話型鑑賞ファシリテーター講座」については、美術鑑賞以外の気づきもすごく大きいところで、まだまだ途上ながら、可能性を感じております。
一方で、福祉の「聴き取る」という概念とは似て異なる立ち位置のポリシーが対話型鑑賞ファシリテーション(VTSと呼ばれる技法)には存在し、自分のいつもと変えていくところに難しさを感じます。
そんなわけですぐに発揮できるかまだまだわからない講座-技法ですが、今年の新しいチャレンジのひとつとして面白いなと思っています。また講座終了〜実践までのことが書き留められればと思います。