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【遊戯王】2021年の新リミットレギュレーションが発表。「ファイアウォール・ドラゴン」エラッタ復帰で価格高騰【遊戯王投資】
こんにちは。
「世界一簡単なカードゲーム販売の教科書」著者の後藤寛です。
カードゲームでは定期的にレギュレーションの変更があります。
レギュレーション変更とは、公式大会のルール変更や特定のカードの禁止・使用枚数制限を行うことです。
リミットレギュレーションとは何か?
遊戯王では3か月に1回、禁止・制限カードが変更されるリミットレギュレーションが行われます。
過去の大会の環境や新カード登場により、過去のカードの使用枚数に制限を設けてゲーム全体のバランス調整を行います。
遊戯王では1枚も使用できない場合は禁止カード、1枚使用可を制限、2枚使用可を準制限と表現しています。
(言い方の違いがありますが、このカード枚数制限はどのカードゲームでも存在します)
2021年1月1日から施行される新禁止・制限カードは以下になります。
2021年1月リミットレギュレーション
禁止
トーチ・ゴーレム
制限
ダイナレスラー・パンクラトプス
天底の使徒
レッド・リブート
ファイアウォール・ドラゴン ※1月1日から新しいテキストに読み替えて使用します。
準制限
ジャンク・スピーダー
ゼンマイマジシャン
氷結界の虎王 ドゥローレン
呪われしエルドランド
暴走魔法陣
無制限
ダーク・グレファー
魔界発現世行きデスガイド
化石調査
上記のカードの制限や制限解除の詳細についてはブログではおこないません。
今回の記事では、禁止、制限がどのように遊戯王販売に影響するかをお伝えします。
禁止カードの価格は基本的に暴落
禁止カード(公式デュエルで使用できないカード)の価格は、基本的に暴落します。
ゲームで使えなくなる以上、カードゲームとしての価値は実質ゼロになってしまうため、購入する人も当然激減します。
ただ近年はカードゲームのブランド化によって、そこまで大暴落はしなくなっています。
また禁止カードはずっと禁止のままではなく、エラッタ(カードテキストの変更)や環境の変化によって復活することもあります。
復活した禁止カードの例として、「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」というカードがあります。
「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」 は強力すぎる効果によって環境を席巻したため、制限→禁止カードになっていました。
2005年頃はブランド化もまだまだで、禁止カード=不要カードという考え方が根強い状態でした。
当時の遊戯王はエラッタをほぼ行わず、 「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」 は効果が強すぎて禁止から出てくることはないだろうとまで言われていました。
そのため買取金額も非常に安く、一律買取価格で仕方なく買い取るくらいのレベルのカードでした。
(とはいえ、人気が高いカードなのでほかの禁止カードほどの暴落はせず一定価格を保っていました)
しかし現在は3枚フル投入できるようになったうえに、遊戯王ブランド化によって、レリーフの美品はメルカリで8万円以上で取引される高額カードとなっています。
現在禁止になっているカードも復帰する可能性があるので、高レアリティのカードを持っていたり安く販売されていたら確保するのも手です。
実際、今回禁止→制限になった「ファイアウォール・ドラゴン」の高レアリティカードが高騰しています。
#遊戯王
— 後藤ひろし@中国輸入×カードゲーム販売の教科書著者 (@merumaga5100) December 14, 2020
2021年1月1日より、ファイアウォールドラゴンがエラッタされて規制から復活します。
そのため、Amazonの価格も高騰しています。
カードゲームは定期的にカードの大会使用禁止・復活が行われ、そのたび価値が前後します。
早めに情報を手に入れると価格差で稼げます#遊戯王投資 pic.twitter.com/O6Q5Zv3mGx
制限・準制限は一時的に値が下がるが復活する傾向
制限カードは1枚のみ、準制限カードは2枚のみデッキに入れることができます。
(遊戯王は同盟カードは3枚までデッキに投入可能)
今まで無制限だったカードが制限・準制限になると、3枚デッキに入れていたプレイヤーがメルカリ出品したり買取に出すため、市場に在庫が一気に供給されて値下がりが起きます。
制限・準制限になるカードはそれだけゲーム内で強いカードのため欲しい人が多く、店舗での価格も基本高めです。
そのため買い控えていた人も多く、価格が落ちたことで購入する人も増えるため値下がりは起こっても一時的ですぐ回復するケースが多いです。
ただ特定のデッキでしか使えないカードの場合、買う人が少なくてそのまま値下がり続ける事もあります。
いずれにせよ、そこまでシングル価格に影響は出ないことが多いです。
無制限は市場にほぼ影響なし
逆に禁止・制限になっていたカードが3枚使用可能になる、制限解除も存在します。
制限が解除されるという事は「環境に影響されるようなカードではない」と判断されたともいえます。
そのため、無制限になっても市場価格にそれほど影響は起きないです。
禁止だったカードが無制限になる事がありますが、エラッタされたり環境のインフレに追いつけずにデッキに使われないことが多いです。
「十二獣の会局」のように禁止→制限になって暴れるカードもあるので絶対ではないですが、基本的に大きな影響はありません。
最後に
・遊戯王では3か月に1度リミットレギュレーションが更新される
・どのカードゲームでも禁止、制限カードは存在する
・禁止、制限カード改定で価格が大きく変わる事も
レギュレーション変更によって価値が上がるカードもあれば下がるカードもあります。
情報を素早く入手できれば値上がり前のカードを入手したり、逆に下落する前に現金化することもできます。
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