鹿メインの奈良寺院散策
奈良の春日大社と東大寺へ、パートナーと一緒に行ってきました。日本人である自分がなぜか、浮いているような気になってしまうくらい、外国人観光客がとても多かったです。
近鉄奈良駅から歩きました。14:30くらいに駅に着いたので、太陽がちょうど一番高い時間帯で、かなり暑かったです。用意していたお茶もすごい勢いでなくなっていきました。寺院から駅へ向かうバスは人でぎゅうぎゅうしていました。コンビニでアイスを買って、食べながら歩きました。
駅から寺院までは緩やかな坂を登っていきます。駅に着いた瞬間から独特の匂いがあるなあ、と思っていましたが、その正体は鹿さんたちのフンでした。別の場所でこのような匂いを嗅いだら、きっと奈良に来た時のことを思い出すんだろうな、と思いながら歩いていました。
鹿さんたちは思っていたよりもおとなしく、日陰やミストの出るところに集まって休んでいたり、観光客がペットボトルから出す水をがぶがぶ飲んでいたり、遠くから鹿せんべいの匂いを嗅ぎつけて様子を見ながらそろそろと近づいてきたりと、可愛かったです。小さい子鹿から、主のような立派なツノがあってガタイのいい鹿など、少しずつ違う表情の鹿さんたちをたくさん見ることができました。
鹿さんの鳴き声を聞いたのも初めてでした。最初は蚊が大きい音を出して飛んでいるのかと思いましたが、遠くからも聞こえてきたので鹿さんの声だと気づきました。声真似をすると、近くのシカさんが耳を向けてくれたのは面白かったです。
鳥居をくぐってから春日大社までの道は、木々に囲まれて、日向よりも何度か気温も低く、普段と違って汗自分がをかく量が少なくて、子どもの頃の夏を思い出しました。それでも、パートナーの顔を見てもそれほど汗をかいていなかったため、自分の汗をかく量に自分でも驚きました。パートナーは常に私の体調を気遣ってくれていて、とても有難いなあと思っていました。
春日大社本殿を参拝し、若宮の方へ行くとお祭りを描いた金の屏風が特別に見られるようになっていました。その後、ピンク色でハート型の縁結びの絵馬がたくさん掛けられていたので、記念に書いていきました。こういう縁結びものを書くのが初めてで、何を書けばいいかしばらく考えてしまいました。もっと皆さんの書いていることを見ておくんだったと思いました。なんだか恥ずかしかったので(自分が書きたいと言ったのですが)、パートナーに先に書いてもらいました。自分のことと、今一緒に好きなキャラクターの絵を描いたりして、楽しかったです。
少し散策してから来た道を戻り、東大寺へ向かいました。南大門までも人がとても多く、鹿さんも落ちてるフンもとても多く、進むのが困難でした。南大門を越えてから、ベンチに座り、持ってきていたカットパインを一緒に食べました。その時、ベンチの下でモゾモゾと動く虫を見つけ、よく見るとクワガタでした。10年ぶりくらいに見たので思わず嬉しくて写真を撮ってしまいました。
本殿の大仏さんは、やはり写真で見るよりも大きく感じました。他の像の表情の真似をして写真を撮っている家族がいたので、私もそれを真似しました。観光客の色々な楽しみ方を見られたのも面白かったです。帰り道、自動販売機を見ると水が売り切れていたので炭酸水を買いました。水分補給ができたのと、帰りは下り坂だったからか、体が楽になった気がしました。
奈良に来るのは、郡山を散策したとき以来でした。奈良の鹿さんにたくさん会えたのがよかったです。JR奈良駅近くの蔦屋書店にも行ってみたいので、また次に来るのが楽しみです。