同じ価値だと思うものを交換し合うこと

各地へ流れている川をたどってみると1つの湧き水へたどり着いたりするみたいに、ばらばらな物事でも元をたどればどこかで合流するものだと思っている。

それを「本質」というのだろう。


2018年末にSHOWROOM社長の前田裕二さんのメモの魔力という本を読んでから、本質を探すことにすっかりハマってしまった。

それから物事を考える角度やルートが変わって内面的にも急激に成長できた自覚がある。人生の中で自覚できるぐらい伸びたり価値観が変わる瞬間というのはいくつかあるのだけど、メモの魔力は間違いなく僕の人生をいい方向に運んでくれた。

胸を張れる成果を出して、前田さんにお会いできる機会があればあの本のおかげで今がありますと感謝を伝えたい。それも目標だ。


そしてここ数ヶ月で自分が社会とつながっているんだと感じる強さが大きくなってきた。

それは僕らひとりひとりの関係や、仕組みとの関わり合いなんだと。となりにいる人に笑ってもらうための行動そのものが社会なのだと思えるようになったのである。

メモの魔力みたいに大きなきっかけでパキッと変わるものとは違って、楽曲提供させてもらったり、何年も前の活動を裏でサポートしてくれていた人の存在を知ったりと、フリーランスになってから仕事や活動で感じたり知ったことがじわじわと胸に染み込んでいったのかなと思う。

そして見えているつながりの範囲が最近になってトンネルを抜けたように一気に広がって、あれもこれもそれも一緒なんだとわかった。

そんな中、新しい活動、企画を立ち上げたのだけれどその準備を進める前に経済の本を買ってきて少しずつ勉強している。

経済とはなんなのか。どうして経済が発展したのか。どうして格差が生まれるのか。銀行の仕組みってどうなってるのか。

たとえばもともと食べ物などを物々交換していたけど、腐ったり、採れなかったりすることがあるから、貯蔵できる貝殻や石(お金)で価値を変換するようになった。

つまり僕らが使っているお金は物々交換の仲介者みたいなものなのだ。

そう考えると僕の音楽は誰かの感動との物々交換だったんだということが見えてきた。お金を間に挟むとそういう部分が見えづらかったけど。

今も昔と変わらず「同じ価値だと思うものを交換し合うこと」をイメージして活動していこうとなったわけだ。


今、具体的な準備を進めるよりも心が勉強を求めている。

それにはきっと意味があるはずだ。違う角度から見ればこれも立派な準備なのである。企画開始まで日も迫っているけれどそこに間に合うように意識しつつきっとやった方がいいこともやっていこうと思う。


ちなみにツイッターに載せてるノートは勉強用で、メモ魔ノートは別であります:-)


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後藤大
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