ドーナツの穴とタコライス

ドーナツの穴は空白かな
それとも存在と呼べるのかな
とか言ってると
また難しいこと考えてと茶化すだろうけど

君が言わないまま抱えてる寂しさや
君が笑いながらごまかしてる悲しさは
僕には見えないのに
確かにここにあるじゃないか

昨日頼んだタコライスも
辛いなら言えばいいのにさ
いつも妙な気をつかい出して
表情と会話が合ってないんだ

君が言わないほど増えていく問題や
君が抗えずに流されてる感情は
無くそうとするほどに
確かに強く残るじゃないか

本題と関係ない 余計な口数は増えるけど
しっかり火を通すためにも 穴は存在するみたい

なにも言わないからこそ伝わる愛情や
あえてやらないだからこその優しさは
この目に見えないのに
確かにここにあるじゃないか

でも
言葉にするからこそ渡せる真実や
形にするから触れられる安らぎが
この目に見えないもの
確かにここに感じさせてる

見えないと分かるのは
確かにここにあるからだろう

立ち止まること、
それもまた
「行動」なのです。

やらないこと、
それもまた
「やる」なのです。

言わないこと、
それもまた
「言う」なのです。

鳴らさないこと、
それもまた
「演奏」なのです。

ドーナツの穴を
空白から存在に変える。

むずかしいけど
意識する価値のあるもの。

— 後藤大 / ごとだい 😬 8/28(水)OSAKA RUIDO (@gotodai0926) July 24, 2019