スランプの抜け出し方。
「ルービックキューブや球体迷路みたいなものだよ。」
Macのメモリについて聞くためにアップルストアに行ったけど、ジーニアスバーの予約が埋まってて取れず、
気分転換に東急ハンズに寄って、おもちゃコーナーで溶けもしないルービックキューブをやみくもにいじり回してみたり
球体の中に作られた道にパチンコ玉を走らせてゴールへ導く新感覚の迷路で、玉をスタート地点に置く方法がわからなくて挫折して諦めて帰ったりしたあげく
仕事やらなきゃと思いながら体が動かず1月22日をグズグズと過ごしてしまった僕は、スランプってなに?と聞かれたらそう答えていたかもしれない。
数日前からモヤモヤしていたのは曲のアレンジと自分の演奏技術、(あと「作品の感想少なくて寂しいなあ…」というクリエイターのあれ(笑))が原因だった。
思い通りにいかないことが続いてしょんぼりしていた。
これはひとまず「立ち止まって」休憩をとったり勉強をしないとな。と思いながらやっと動き始められたのが今日だ。
いいぞ!動いて偉いぞ!と無理やり自分を奮い立たせながら最初にやったのは、自分が何にぶつかっているのかを書き出すことだった。
「なるほど〜」などと自分で納得しながら書き出したワードでググってみると、今まで見つからなかった解決策があっけなく引っかかった。
水を得た魚。せんべいを買う観光客を見つけた奈良公園の鹿。
俄然やる気になった僕は夢中でそれを勉強するのだった。
僕の通っていた専門学校は夏休みが終わると生徒が半分ぐらい辞めていて、あんなに置き場のなかった駐輪場が余裕で使えるようになる。専門に入って楽しく音楽やってたらデビューできる!みたいな人は半年も続かない。
努力でなく才能をほめられた子は壁にぶつかるとすぐに挫折するらしい。
そんな専門学校でもありがたいことにギターが上手い、歌が上手い、曲がいいと「才能」をほめられてきた。うまくいかないことがあるとすぐに落ち込んで、つまらなくなって投げ出してしまう癖のある僕は、そういうラッキー続きで音楽を続けられてきたのかもしれない。
今ライブハウスで音響の仕事もやっていて、わからないことがあると調べるのはもちろん、人の仕事を見る機会がある時にその部分を集中して見る。すると今まで何やってたかわからなかったのに「これをやっていたのか!」という部分が簡単に見つかったりする。
そんな経験を見つめ直すと「スランプを超えられない人は物事を大雑把に見すぎている」のだなと思った。
ルービックキューブにも攻略法があってそれを覚えれば簡単に面を揃えられる。
球体迷路だって説明書があれば遊び方を知ることができる。
適当にいじっているだけじゃわからないことばかりなのに、何がわかってないかを意識することさえせずに暮らしていたらスランプは超えられなくて当然だ。
ただ、それは何かをやっている人にしか訪れない。
新しいものに触れたり、挑戦していてできないことにぶつかるから訪れる。
「直面している問題に対して何をすればいいか不明確な状態だよ。」
スランプってなに?と今聞かれたらそう答えるだろう。
何につまずいているか洗い出して
何をすればいいか明確にして
それについて勉強して行動する。
網の目が大きすぎて魚が素通りしてしまうから、目を細かくして引っかかるように調節するようなこと。
それがスランプの抜け出し方なのだと思う。
今やっていることを一旦やめるとき「立ち止まる」というけど、もしかしたら何も考えず同じことを続けることをそう呼ぶんじゃないだろうか。
勉強したり違うことを試したりすることこそ、歩き続けるということではないだろうか。
立ち止まらず、自分に明確に過ごしていきたい。
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自分のことが一番わかってるようで意味不明
後藤大
シンガーソングライター/作曲家/文章書き
自分をみとめてあげられる瞬間が好き。
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