五島で拾われた猫が大阪で育っています!
1.五島つばき商店での観光案内
大阪市北区、日本一長い商店街、天神橋筋三丁目商店街で五島つばき商店が2018年1月に開店しました。
コロナウィルス感染拡大の前は五島つばき商店に訪れるお客様に積極的に五島の観光案内(無料)もしておりました。
当時、年間のお問い合わせとしては約100人で10~20人ぐらいは実際に五島に行ってもらえておりました。
特に多いお問い合わせ
●インターネットを見ても、五島への行き方がよくわからない
●五島で具体的に何がある、何ができる
2.お客様との出会い
2018年末頃にご来店頂けましたお客様「五島の教会を自転車で回る予定で、おススメの場所はありますか?」とご質問を頂きました。
私「教会ではありませんが新上五島町の若松島に「キリシタン洞窟」があります」。
お客様「行ってみます」。
3.新上五島町若松島「ハリノメンド」、「キリシタン洞窟」の説明
以下、新上五島町観光ガイドブックを使って説明します。
上図は長崎県の地図です。新上五島町は黄色部分です。
上図は新上五島町全体の地図です。
島の形から十字架の島と言われたりもします。
上図は緑色の部分が若松地区です。若松島は左側になります。
左下に「ハリノメンド」と「キリシタン洞窟」の説明があります。
「ハリノメンド」は「針の穴」と言う意味です。
穴の形がマリア様が幼子イエスを抱いている姿に見えることから注目を集めています。
上図は「キリシタン洞窟」の入口に高さ4mの十字架と3.6mのキリスト像があります。
これはキリシタンが迫害から逃れるために、船でしか行くことのできない、この洞窟に身を隠していました。
しかし、役人に捕らえられたキリシタンをしのび、悲しみを永く祈念するために「キリスト像」が建てられました。
4.お客様と子猫の出会い
2019年、再びお客様が五島つばき商店にご来店頂けました。
お客様「特別にチャーター便の船で「キリシタン洞窟」に行って来た。
そこの船着き場で子猫がいたが、すでに3匹の老猫(オス)がいてお世話が大変なので、飼えないと自身に言い聞かせて、そのままにしました。
しかし、「キリシタン洞窟」から船で戻って来ても、同じ所にいたので、割り増し運賃を支払って、大阪に連れて帰りました。」
私「名前は何と言うのですか?」
お客様「若松島の若ちゃん(メス)」
私「先住の老猫達にいじめられたとかは大丈夫でしたか?」
お客様「逆に「シャー」、「猫パンチ」で、優しい先住の老猫達を初日で圧倒し、女王様になりました。私にも爪を立て来ます。でも、かわいいです」
私「画が浮かびます(分かります「男はつらいよ」・・・)」
5.それから2年後、お客様にご来店頂けました
2021年7月、コロナ禍で青色吐息の経営を続けていると、若ちゃんのお客様にご来店頂けました。
お客様「若ちゃんが育ちました」
私「美人になりましたね!」
お客様「最近は少し太り気味なので・・・、少し前の写真です」
お客様「五島つばき商店で「キリシタン洞窟」の話を聞いてなかったら、若ちゃんとの出会いもありませんでした」
私「お客様の前でなければ、泣いていました。コロナ禍で苦しい事だらけですが、営業を続けて良かったです」
6.最後に
改めて、苦しくても、雑な適当な仕事をしてはいけません。
商売をしていると少なからず人、猫も影響を与えているので、心を込めた仕事がどれだけ大切かをお客様から教わりました。