コロナ禍からのリモートワークメインのテキストコミュニケーションを考えるの巻
・あれはどこに書いたっけな
・相手に伝わってないやりとり(時間は過ぎている)
・次のアクションの内容や期日が不明瞭なやりとり
・関連する情報の紐づけがあいまい、追えない
などなど、、、
コロナ禍からのリモートワークメインになり、日々の「テキストのやりとり」が膨大かつ重要になりましたよね。
そして、上記のような生産性低下の種、業務効率低下の種、生まれてませんか?
ってことで「リモートワーク化のテキストでのやりとりについて」
1. 文章構造を意識する
2. 会話のためのチャットツールと議論のためのコミュニケーションツールの違い
3. 適宜ツールを使い分ける
の3点でのお話し。
文章構造を意識する
日本語の会話で困った経験のある人はいないと思っています。
困った経験がないから相手の言ってること理解できてる自信あるし、自分の言ってることが通じてる自信がある。
その自信や困ったことが無いという経験から「ドキュメンテーション(文章の構造化)術」を学ばない、身につかない。
というのはよくある話。「じゃぁどうやって学んだんですか?」って聞かれることがあるのですが、、、前述のとおり自分では気づけないので「よねだの文章はわかりづらい!」と指導してくれた諸先輩方のおかげ。(まだまだ実践&勉強中)
ただ「わかりづらい!」じゃなくて
・何がわかりづらいのか
・相手にどんな風に読まれるか伝わるか
・結果、わかりづらいドキュメントのままだと何が起こるか
あたりも説明してくださったおかげ。
で、こちら。なんてタイムリー。
リモートワーカーに欠かせないドキュメントスキルを磨こう
@could : Yasuhisa Hasegawa
自身の日々の業務を顧みて「ハッ!」とする言葉の数々
で、恭久さんはドキュメンテーションの話されてるので「ツールに悩む前に」と締めくくられていますが、日々の業務ではさまざまなツールを業務のどの場面で使えばいいのか?その「ツールの適宜使い分け」も気になりますよね?なので、ツールの話題は僕が僭越ながら預かります。
会話のためのチャットツールと議論のためのコミュニケーションツールの違い
じゃぁ実際の現場でどうツールを使い分ければ良いか、、、って結局、
フロー型のチャットツール、ストック型のコミュニケーションツールの違い(を理解して使い分け)
じゃないかなと。
フロー型ツール・・・"会話"をやりやすくするためのツール
・あたかも口頭で話しているように、会話が淀まないように設計。
・会話の"流れ"に特化してるので"フロー(淀みない流れ)"型ツール。
・実際の会話同様、"今"にフォーカスしてるので、過去の話題を引っ張り出して来るのは苦手。(むしろ意図的に"蒸し返されない"ように設計されてる)
代表的なフロー型ツール:
Skype、chatwork(ストック型の側面もあるんだけど物足りない)、LINE、カカオなど
ストック型ツール・・・"議論"をやりやすくするためのツール
・議論のやりとりを想定して、議題の棲み分け(ワークスペース/チャンネル/スレッド、ワークスペース/プロジェクト/タスク)が容易。
・見出し、リスト、強調、引用、外部参照(リンク)などの構造化を容易にする記法の提供(Markdownなど)。
・議論に途中から参加したり、議論の結果を後から参照しやすいように、強力な検索機能やアーカイブ機能を提供。
代表的なストック型ツール:
Backlog、Notion、Qiitaなど
で、こうしたツールの特性や役割りを押さえたうえで適宜ツールを使い分ける
で、以下はあくまでも僕の職場で利用しているツールにはなりますが、選定基準は読んでくださっているみなさんの参考にしていただけるかと。
ちょっとした連絡・会話・雑談・・・Skype
次のアクションを見つける、つなげる議論・・・slack
アクションと期日が明確なコミュニケーション・・・Backlog
みたいに使い分ければ、、、ドキュメンテーション、文章の構造化とともに、リモートワークで重要かつ膨大になった「テキスト・コミュニケーション」も円滑になりつつ、
・あれはどこに書いたっけな
・相手に伝わってないやりとり(時間は過ぎている)
・次のアクションの内容や期日が不明瞭なやりとり
・関連する情報の紐づけがあいまい、追えない
を減らせて、一人一人の業務効率化は微々たるものでも、プロジェクトメンバーや一緒に仕事するメンバー間で統一していくことができれば、目を見張る業務効率化からの生産性UPになるんじゃないかな?