岸田総理の決断
5類の降格が現実的になってきた。2年半前に、「2類から5類の降格」について、つくば市議会で一般質問をした私としても、「ようやく国も判断したか!?」といった感想だ。今後は、さらに5類でいいのか?指定感染症としての位置づけも本当に必要なのか?の議論も現実的な政治判断を帯びてくると思います。
一方で、国民は普通の生活に戻れるのか?本当に戻すことができるのか?という新たな不安や懸念を持つこと方が多くいることも事実だと思います。医療関係者の方の現場の声は、2類でも5類でも変わらないという話を聞きます。
さらに予想されるのが、医師の応召義務に関する課題も懸念される。
医師法19条1項には、「診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」と定めています。歯科医師法も同様の規定で、医師が診察治療を拒んではいけない義務を、一般的に「応召(応招)義務」、「診療義務」といいます。しかしながら「正当な理由」があれば、拒否することができるので、医師がコロナによる医療ひっ迫を正当な理由として、診療診察を拒むケースは現実的には予想されると思う。(実はすでにやっているけども)
コロナの5類もそうだが、医師の木村もりよ氏が提言している通り、コロナ自体を指定感染症から外すことも必要なのではないかと?思ってくる。そうなると、すっかりコロナは普通の風邪扱いだ。それが一番シンプルなのだと思うのだ。
私がSNSで、いつもこのようなコメントをすると決まって匿名でカルト・セクト的なご批判を受けるが、今の日本の医療の現状は、発熱したら、結果的にコロナであれ、他の病であれ、まずは最初に、医師の診断が受けられない状態になっていること自体に大きな問題だと思っている。マスコミによる報道による国民も過大な不安を数限りなく与えられて、今の状態で良いとも思っている方が多いし、「コロナが無くなったら」とか「収束したら」とか、思っている人は多い。何回も言いますが、コロナは無くならないのです。
この現実を冷静に考えると岸田総理の判断は、間違っていない。極めて現実的な判断で支持します。遅きに失する感はあるが・・・。そしてさらに普通の風邪扱いにしていくべきだと思います。
ノーマスクやいろいろ話は出ていますが、マスクはしてもしなくてもすべての生活は、自己責任で良いのではないでしょうか?社会性の責任まで発展する感覚はもうやめたらどうかと思います。
とにかく、少し方向性が変わることはよかったと思います。