9月議会。決算報告。
令和2年度つくば市決算の概要が代表監査委員より報告されました。
すべてではありませんが、主な内容を抜粋します。
令和2年度の一般会計の収支は、1,255億2,350万円。過去最高額。前年度比324億8,990万円、34.9%増。
自主財源の根幹をなす市税は471億5,560万円。0.9%増加。過去最高額を更新しました。
今後は新型コロナウイルス感染症の影響の長期化に伴う所得や収益の減少により、増加は厳しい状況が予想されます。
つくば市土地開発公社へ無利子貸付けを行なったことにより、財政調整基金の残高が、22億1,430万円となり、前年度末に比べ24億1,167万円、52.1%減少しています。今後は、余剰金を財政調整基金に積み立てるなど健全な財政運営のための対応を検討願います。
下水道事業については、地方公営企業法の適用初年度ということもあり、令和2年度は赤字決算となりました。
(全般的に)国の示す基準の範囲内となっており、財政の基礎的な健全性が保たれていると判断しました。
新型コロナウイルス感染症の影響による減収や学校建設など大規模事業への対応、社会保障費などの義務的経費の増加などを考えると、今後の財政状況は厳しいなっていくことが見込まれます。
引き続き、市民目線とコスト意識を念頭に置いて、限られた経営資源で最大の事業効果が発揮できるよう、持続可能な財政構造の確立へ向け、全庁を挙げて積極的な取組を望みます。
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