【黄エネルとデレシ!!】9弾環境の構築について
こんにちは、後藤です。
《赤紫ロー》と《エニエス・ロビー》が禁止となり、9弾の発売によってガラッと変わる環境の中で、黄エネルの立ち位置について考えます。
9弾で収録される《デレシ》についても今の段階で考えていることを後半に書きます。
9弾リーダーの対面についてはあまり考慮してないので、店舗予選の初週でデッキに迷ってる方には良いかもしれません。
8弾エネルの構築
9弾を語る前に、8弾のエネルがどういうデッキだったのかを振り返ります。
先日、北九州のトレカセンターエースで行われた3on3で優勝できたのでその時のレシピを貼っておきます。
8弾環境の一般的な有利不利は以下のように考えています(ざっくりです)。
赤紫ロー 不利
青ナミ 不利
青ドフラ 有利
緑ボニー 有利
黒ルッチ 五分
黒黄ルフィ 五分
上記の相性で環境を支配していた赤紫ローの禁止と黒ルッチの弱体化により、相対的に立ち位置が良くなっています。
ただ黒ルッチは過去に採用されていた《ステューシー》が再び使われだすと相性が変わってきそうです。
8弾エネルで採用枚数に議論のあるカードたち
ゲダツ
赤紫ローが序盤にキャラを展開しない場合に有効札になりずらく、カードパワーは高いものの不採用が見られました。
制限後はライフ5リーダーの復権もあり幅広く刺さるので採用が戻りそうです。
緑ボニーの《キャベンディッシュ》をとるためにライフを調整したりなどもあります。
ナミ
赤紫ローのキッドをすぐに処理できるところが魅力ですが、クイーンからプレイされた時に手札枚数に差が付いてしまうことが懸念点でした。
トリガーで引いた時も1-2交換になってしまうので代わりに《おナミ》を厚くとるパターンもありました。
黒黄ルフィの《5ルフィ》 や緑ボニーの《キャベンディッシュ》などを処理できるので9弾では活躍の場がありそうです。
7エネル
主に黒ルッチ対面で活躍。先4(7ドン)のターンにプレイできればかなり勝利に近づきます。
黒ルッチなど、除去が強いデッキが引き続き環境にいるのであれば採用圏内ですが、専用カード感もあるので一旦は抜いて構築しそうです。
3on3では青ナミ相手に初手で2枚引き込み勝利に貢献してくれました。
雷迎
色々な構築を見ていると2~3枚に採用をとどめていることも多々ありました。
私は赤紫ローの後3で出てくる《6サンジ》を《フランペ》+《雷迎》で損せず取れるプレイがあることと、トリガーがほぼ《雷霆》なのでフル投入していました。
緑ボニーの《バジル・ホーキンス》や黒ティーチの《10ティーチ》を確実に処理できるところも良いです(エネルは黒ティーチに不利がついていると言われていますが果たして…)。
9弾以降では強い大型のキャラが多く採用されると思われるので、採用枚数は多くなりそうです。
9弾エネルの構築と採用候補
いったん《7エネル》を抜いて空いた枠に《2しらほし》を採用しました。
5コストの《ゲダツ》《ルフィ(エッグヘッド)》《ナミ》はいずれもカードパワーが高く、赤紫ローのようにコスパよく処理されなければ多めに取って安定感を持たせたいです。
《5しらほし》なども絶対に4枚入れないといけないわけではないと思うのですが、少なくとも環境の最初は1種4枚の自由枠を入れ替えて戦えたらと思っています。
エネルは終盤の動きが《9ヤマト》《10エース》を連打するところに強みがあり、そのターンに被らないカードが候補になりそうです。
2しらほし
赤紫ロー環境では1000カウンターとしての機能しかなく採用が難しかったカードですが、ここに来て日の目を浴びそうです。
7000以上の攻撃をブロックできれば、おおむね3000カウンターの役割が持ていてかなりコスパが良いです。
青の《4プリン》でハンドをリセットされることも9弾では多々ありそうですが、序盤にキャストできれば1枚特なところも良いです。
7マム(シャーロット・リンリン)
赤紫ローの環境では序盤にライフを攻撃しない展開が多く、このカードをプレイしてもライフがトラッシュされるだけでゲームの展開に影響しないことがほとんどでした。
そのため7/9000や6/8000のバニラに席を譲ることが多かったです。
9弾はライフに攻撃する対面がほとんどになりそうで、このカードの強みがいきそうです。
7/9000の場合だと黒黄ルフィが2回変身してもアタックできる水準で、
6/8000の場合は後手でプレイできる点がお得です。
トリガーもなくプレイするターンが限られているので採用枚数を多くとるとカウンターレスが気になりますが、1~2枚であればリーダー効果と《お前が消えろ》で十分処理できるので問題ありません。
菊之丞
後2の最強格、プロモも素敵です。
黒いデッキに対する耐性はもちろんのこと、KO時効果をしっかり使っていける環境なので活躍できそうです。
トリガー効果ももちろん強く、《フランキー》と合わせてギリギリの戦いのキーマンになることが多いです。
青ドフラの《バウンス・ロー》で処理されるところはかなり痛いです。
後2で《菊之丞》を出して、キャラの処理を怠ると《バウンス・ロー》で戻されて事故る可能性があります。
先2で《3ドフラ》がプレイされたパターンはプレイできます。
後手の場合はトリガー前提で、リーダー効果で捨てる運用が良さそうです。
ネコマムシ
菊之丞と同じく空白の後2で出せるキャラです。
弱点もおおむね同じですが、こちらは1000カウンターがついています。
ただ《お前が消えろ》が4枚入っていて、《7マム》不採用の場合はその1000カウンターがなくても運用できるので差別化ポイントとしては薄いです。
黒黄ルフィの《5サボ》や緑ボニーの中堅キャラを取ることができる点が強みです。
ただ、後半にトリガーで出た際はドンを《9ヤマト》などに使う関係で強みを生かしずらいため、旬が短いカードではあります。
ボニー
ライフを攻撃していい時代になり出番はありそうです。
ただ不利対面を改善するようなカードではないため、採用理由がぼやけることもしばしば。
黒黄ルフィ:ライフを攻撃しない
緑ボニー:使えるがレストになる
青ドフラ:他対面よりは使いやすい
しらほしを増量したい、もしくは入れ替えたい時は候補になりそうです。
リリス
エッグヘッド随一のカードパワー。
エリア戦でも結果を残していました。
デッキを組んでいて気づいたらエッグヘッドの枚数が多いということがあればいっそエッグヘッド軸にするのもアリです。
9弾収録の採用候補
クザン
ライフを攻撃するプレイスタイルには合わないです。
3コスト以下のキャラは処理の優先度が高いものはかなり少なく、基本的に相手のメリット効果かつ、序盤に出したいカードなのにプレイできるかは相手依存なため優先度は低そうです。
ニコ・ロビン
中盤にプレイできるかつ、ライフトラッシュ効果持ちでガード値がついています。
ライフ5リーダーに対してはおおむね1コスト軽い《7マム》として扱うことができます。
《黒ルッチ》《黒モリア》《黒ティーチ》などの黒いデッキに対してライフを詰める能力が高く、出すだけで仕事が完了していて優秀です。
後半はもちろん《9ヤマト》《10エース》が強いのでライフ枚数の制限も気になりません。
《7マム》や6/8000バニラが強い考えている人には有力な入れ替え候補です。
デレシ!!
前置きが長くなりましたがデレシの考察です。
結論から先に書くと、不採用寄りのカードかなと思っています。
サンプルレシピがある方がわかりやすいと思うので以下の構築を前提に話します。
違う構築や環境の変化によって変わってくるかもしれないですが、今の所感です。
メリット
先2(3ドン)という空白の序盤にプレイでき、手札枚数を増やせます。
2000カウンター・《お前が消えろ》・などを2種引き込むことができればカウンターをかなり厚くなります。
1枚でも拾えれば損はないので打ち得です。
中盤にプレイしたい《ナミ》《ルフィ》をもってくることができ、中盤への繋ぎへとして一定の働きがあります。
またヒット率をドロー確率計算機で試算してみました。
条件:先2、手札6枚、手札にデレシとトリガー以外カード5枚
結果:1枚ヒット99% 2枚ヒット91%
ヒット率が安定しているのはメリットになりそうです。
デメリット1. 《9ヤマト》《10エース》を回収できない
エネルの一番の負け筋は大型のキャラがいなくなることですが、そこを解消するカードではないです。
序中盤に採用するカードのほとんどがそうなので、それ単体ではデメリットではないですが、《5しらほし》《3ボニー》などは手札が増えていないものの大型を持って来れるので、そのカードを採用せずに入れるのであればデメリットとなりえます。
デメリット2.トリガーが弱い
先2後2で打てなかったこのカードは手札で腐ります。
《菊之丞》なども同じことが言えますがトリガー効果が全く違います。
《デレシ》はトリガーが「1枚ドロー」とかなり控えめです。
青の《サンジのピラフ》はトリガーでもメインを発動でき、どれだけすごいカードなのかが分かります。
トリガーキャラカードの採用であれば終盤以降もゲームに貢献できますがそれがないため、黄色の強いトリガーの中では霞んで見えます。
デメリット3. カウンター値を集める意義
中盤のカードを持ってきて安定感を高めることには一役買いますが、カウンター値を集める点では疑問が残ります。
仮に2000カウンター1枚と1000カウンター1枚の合計3000カウンターを集めたとします。《2しらほし》は概ね3000カウンターとして機能できるのでガード値を集めるだけの採用だと強さが発揮しずらいです。
中盤カードの回収も構築段階でカードを厚く取ることでこのカードを採用するまでもないイメージです。
デメリット4. 《4プリン》の存在
9弾環境は青ドフラ・青紫レイジュ・赤青マルコなど、赤紫ロー環境で不遇だったデッキたちが動き出します。
青ナミ・黒黄ルフィ・黄エネルに有効な《4プリン》の採用も確実にある環境で、その中で手札を増やすだけのカードの採用は一定のリスクを伴います。
序盤に《デレシ》で手札を増やさず、低コストのキャラをプレイすることで手札を減らす方が勝率が安定しそうです。
まとめ
環境が大きく変わりますが、特に9月初週のエネルの立ち位置はかなり良いと考えています。
これから構築の変化が現れると思うと楽しみです。
エネルは黒黄ルフィなどと比べると確かにデッキの難易度は優しいですが、
カウンターの切り方でかなり味がするデッキなので、たくさん再録された今がチャンスですよ!
この記事が少しでも参考になったらいいねを押してくれると嬉しいです😌
それでは良きエネルライフを!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?