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初めてのマイカーにピアッツァを選んだ男が、他に候補に挙げていた車とは!?
過去の記事の通り、私は22歳当時、初めてのマイカーとして
この1983年式いすゞピアッツァを選んだわけですが、
じゃあ、他にどんな候補があったのよ
っていうお話しです。
もちろん、ピアッツァを選択するまでに紆余曲折ありました。
めちゃくちゃ悩みました。
ピアッツァを買うと決める前に、私がどんなことを考え、
どんな車が候補車だったかを紹介していきます。
今の私を知ってる人からすると、意外な車も入ってます笑
いすゞ ジェミニ ハンドリングバイロータス
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「まあ、そうだよね。」
って声が聞こえてきます。
ジウジアーロデザインのコンパクトセダン。
パリの街並みを軽やかに舞うあのCMは、
皆さんの記憶に色濃いかと思います。FFジェミニです。
前回の記事の通り、スポーツグレードに良さを感じていたため、
"ハンドリングバイロータス"の文字には心躍りましたねえ〜笑
車好きたるや、ロータスチューンの足回りがどんなもんなのか味わってみたく、あとあのブリティッシュグリーンのボデーが本当に癖に刺さって、
最後までピアッツァと迷っていたくらいです。
結局、低いクーペスタイルのピアッツァに軍配が上がりましたが、
こっちの世界線も十分にありました。
スバル アルシオーネ SVX
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ジウジアーロデザインクーペ。個人的には、美しいクーペというより、
ジウジアーロらしいクーペって表現がしっくりくるかな。
キャビン部分はガラスに覆われているようなデザイン。
よく見ると、ものすごいR面で構成されており、ガラス屋と相当揉めたんだろうな〜なんて思ったり笑
でも、このいかにもコンセプトカーのようなルックスが最高でしたね。
デザインに振ったおかげで、ウインドウ開閉域が狭いとか、
夏場はビニールハウス並みの暑さとか、まあ問題もあったけど、
ジウジアーロデザインと聞くと納得笑
ですが、私の最初の車は、今後乗れなくなることも考慮し
絶対にMTが良かったので、MT設定の無いこの車は、
あっさり候補から外れることとなりました。
アルファロメオ ブレラ
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この辺まで来ると、薄々勘づいてくるでしょうが、
ジウジアーロデザインです。
カーデザインの道を進むつもりで、いろいろ勉強しているうちに、
やっぱデザイナーの冠がついている車に乗りたいと、
やんわりした気持ちを抱くようになリました。
もちろん、ピニンファリーナや、ガンディーニなど、
様々なデザイナーの車を見ましたが、折り紙細工とも言われる
ラインの処理と、機能美の考え方が個人的にグッときたわけです。
そこからですね。ジウジアーロの作品に乗りたい!!と思ったのは。
まあ、おかしな癖に目覚めた瞬間ですね。
んで、ブレラです。
はっきり言って、折り紙細工とは遠い、丸っとしたスタイリング。
でも、このヒップラインが絶妙に「エッチ」な訳です笑
こんなにもリアウインドウが寝ている車も少ないですよね。
まあ、単純に一度はアルファを手にしたいという思いもあって、
候補入りしました。あと、値段が安かった笑
しかし、初めての車としてこのくらいの年式のアルファは大変と噂を聞き、
現に当時友人が乗っていた156がそれはそれは・・・
ってことで、候補から外しました。
でも、いまだにアルファロメオ一度は所有したいと思っています。
初代アウディ TT
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ここからは毛色が少し違います。
ものすごくツルんと丸い、TT。
この頃のアウディは、デザイン思想が大きく変わった世代。
中でも、より強い個性を持っていると感じるのが、A2とTTですね。
走るバウハウスとも言われたアウディTTは、無駄のないデザイン。
でも、それがものすごい個性となって現れており、結構候補の中でも
良いとこまで行った一台です。
デザインを学んだ上思うのは、「無駄を削いだデザイン」を編み出すのは
ものすごく難しいということ。
だからこそ、ここまで削いだデザインでもきちんと成立して、
あろうことかそこが個性となるなんて、デザイナーは大したもんだなと笑
あと、もう一つ理由が。
デザインからくる所有欲の満たされ具合と、
金額のバランスがものすごく良かった。
というのもかなりポイントでした。
TTに乗る友人に、運転させてもらった経験がありますが、
総合的に見ても、なぜあんなに安いのかが謎なくらい
良い車でしたよ。
初代スバル レガシィB4 ブリッツェン
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意外かな笑
初めての車、まずは安い車を買って、車を所有するということ
を学んでから、本命に行こうかな。
なーんて甘っちょろいことを考えてた時期があってですね笑
あと、今までのと違って、4WDのターボに目を向けていたこともあって、
この頃中古市場にかなり出回っていた、レガシィが候補に上がりました。
ついでに、昔、母の友人がインプレッサ(GC8)の乗っており、
その思い出が色濃かったので、同じEJ20を積んだ車ってのも気になってたんですね。
ただ、捻くれ者な私は、結構人気だった普通のレガシィではなく、
ブリッツェンがをリスト入させました。
ブリッツェンがポルシェデザインなのはご存知かと思いますが、
このスポーティなルックスと、おしゃれな内装に心奪われ、
価格帯も手頃だったこともあり、真剣に探した一台でした。
まとめ
さて、ここまでピアッツァ以外の候補を見てもらいましたが、
私の最初の車選びに関しての共通点は、
自分の心にグッとくるデザインなのかどうか
ということです。
正直、エンジンが良いとか、足回りが良いとか、
そうゆう車選びではなく、至って感覚的に車を選んでるわけですね。
親父世代にあったスーパーカーブームって、多分この考えだと思うんですよ。
パッと見て記憶に残るようなデザインの車を前にして、それをいつか手にしたいという夢を抱く。そこにはエンジンとか、機能とかはあまり関係ない。
私は最初の車選びを、この感覚で行ったわけですね。
ある程度車の知識がついて、走りや質感を考える余裕が生まれ、
今欲しい車のジャンルは変わったかもしれませんが、
印象に残るようなスタイリングの車に憧れる。
この本質を、忘れたくないものです。