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相手を信じる力〜NLPのスポンサーシップで心を整える〜
今日はクライアント企業様の新入社員さんたちとEQ開発のための個人面談でした。
昨年の入社時から集団研修や個人面談を継続して実施しているため、それぞれの個性も把握でき、関係性も深まってきているように感じています。
とは言え、セッション前は今でも緊張しますし、お互いにいい時間が過ごせるように開始前に自分の状態を整える儀式を行っています。
密かに唱えるおまじない
セッション前に、私が必ずやっている「おまじない」があります。それは、クライアントをイメージしながら心の中で唱えることです。(周りに人がいない時は声に出して言っています)
「〇〇さんは価値ある存在。」
「〇〇さんには可能性がある。」
「〇〇さんは素晴らしい。」
こう唱えると、不思議と自分の中に相手への信頼や尊敬が芽生え、その感覚を持ったままセッションに臨むことができます。これが、NLP(神経言語プログラミングという実践心理学)で学んだ「スポンサーシップ」という考え方を実践する一つの方法です。
スポンサーシップとは、相手の存在そのものを承認すること。相手の価値や可能性を信じる視点を持つこと。
この視点は無意識に相手へ伝わり、安心感や自尊心を高めることにつながります。これは日常のさまざまな場面でも役立ちます。
部下との面談での活用
たとえば、部下との面談の前に、このおまじないを唱えてみてください。
「この人には可能性がある。」
「きっとこの人は成長できる。」
そうすることで、部下の欠点やミスに注目するのではなく、彼らの可能性に目を向けながら話ができるようになります。
「ダメだ」と否定的な思いで接するのと、「可能性がある」と信じて接するのとでは、部下への伝わり方は全く違います。相手が「信頼されている」と感じたとき、その期待に応えようと、想像以上の力を発揮してくれるかもしれません。心理学の研究でも、このような信頼の力が実証されています。
苦手な人と接するときにも
スポンサーシップは、苦手な人と会う前にも効果を発揮します。
私自身、威圧的な人が苦手ですが、その人と会う前にも「〇〇さんには価値がある。〇〇さんは素晴らしい」と唱えてみたことがあります。
すると、その日はその人が驚くほど穏やかで、いつもよりスムーズに会話が進んだのです。不思議ですよね?
事前にスポンサーシップを行うことで、自分の意識が変わり、それが相手にも伝わるのかもしれません。
おまじないで心を整える
スポンサーシップの実践は、自分の心を整え、相手と自然体で向き合えるようにしてくれる効果があるように感じています。
「信じて接する」ことが、相手との関係を良くする第一歩になるかもしれません。よかったら、部下や同僚、そして苦手な人との関わりの中で、このおまじないを試してみてください。きっと、関係性にポジティブな変化が生まれるはずです!