2024立夏日記
子どもの日は友人に誘われたクラフトビールのイベントへ。夏かというくらい暑く、ビールが美味しく飲めて最高だった。前の日の夜も深酒をしたのだけど、焼酎にしたから二日酔いもせず、元気いっぱい楽しんできた。
こういうイベントが好きなのは、昼から飲むためだけに予定を空け、事前にきちんとチケットを買い、わざわざ集ってくるたくさんの大人たちの姿を見ながら飲める部分も大きい。彼らとは酒を飲む楽しみの解像度が似ていると思う。こどもの日だったけど、大人ってこういうところがいいんだよね。(でもこどもの日に子ども連れでここにくるのはどうなんだろうね?)
友人たちとは早い時間に解散して、酔いを醒ましたあと、非常な自由を感じながら銭湯へ。明るい時間から銭湯へ行く日のおおらかさを噛みしめる。それから去年の冬に観た『PERFECT DAYS』を思い出す。作中での銭湯は日常の風景だったけれど、わたしにとって銭湯はたまにいくくらいが特別感がある。たぶん上京したての学生時代、たまに友人と行く銭湯で非日常的な楽しみを知ってしまったことと関係がある。帰り道でのアイスとか。銭湯文化を持続していくためにはもう少し頻度を上げたいところだけれど。
普段は浴槽にスマホを持ち込んで、入浴中のタイパを求めてしまうから、銭湯ではそれができないのがいいと思う。自然な形での瞑想。ちょっとは何か考え事ができるかなとも思ったけれど、今急いで考えないといけないようはなかったっけと思い直した。帰りは夜風が気持ちよかった日。
作業日に当てていた連休最終日は結局何も手につかなかった。けれどまだこのときは文フリまで日があったから、それほど焦っていたわけでもない。週明けにさっそくインデザインでベースを作れたからよかったんだけど、土曜出勤を舐めていたせいでそのあとが大変だった。土曜出勤というか、週1休みで翌週に突入するこの感じ、新卒のときの会社以来だ。あの頃今より休みの少ない会社で二連休さえなく、遅刻もせずにやってこられたのはやはり若者の体力だったと思う。
やっかいなことに会社で会期終了間際のチケットをもらってしまって、義理を果たすために貴重な一日休みを奈良行に当てたりもした。帰りに台湾フェスにも行けたからかなり充実した休みにしてしまい、また月曜日。入れ違いで台湾に行き帰ってきた友人が防虫剤のお礼にお土産をくれるというので、台湾料理居酒屋へ。予約をしていなかったからテラスしか空いていなかったけど、夜市っぽくてよかったし、さらに台湾料理をもう一軒はしごして夜市感すごいねと笑った。最初の話ではお茶でも、という約束だったけれど、台湾のことを話すのであれば台湾料理店を選ぶほうがいいに決まっている。お土産にもらった品々の中で、名状しがたいハーブ系の味のしたキャンディは、眠気覚ましにと翌日さっそく職場で開けた。
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