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回文集「くるくる・えぶりでい」10/23

きょう10月23日は、「電信電話記念日」です。1869(明治2)年のこの日に、東京~横浜間で公衆電信線の架設工事が始まったことから制定されました。翌年1月26日に電信が開通して、電報の扱いがスタート。最初の頃は故障が多く、頼まれた電文を汽車で運ぶなどの事態も頻発したそうです。それでは回文を。


「汽車にて送っていたそう、トラブル時は」
「走る? ふらと? 嘘だ! 居て着く! お手に! 屋敷!」

[きしゃにておくっていたそう とらぶるじは はしる ふらと うそだ いてつく おてに やしき]


嘘ではなく、本当のお話です。でも、トラブルの無いときは、やっぱり電報は便利。逆に、こんなエピソードもあります。鉄道で新橋から横浜へ行こうとした親子連れが、新橋駅で子供だけ乗り損ねるという事態に。青ざめた親が、品川駅で降りて駅員に相談をしたところ、すぐに新橋駅に電報を打ち、新橋の駅員が無事に子供を保護して、次の汽車で品川駅まで連れてきてくれたそうです。この美談を「鉄道より速い電報!」と、当時の新聞が大々的に報道したのだとか。まだ、電話も無い時代でしたからね。

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