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回文集「くるくる・えぶりでい」3/26

きょう3月26日は「カチューシャの唄の日」です。1914(大正3)年のこの日、作家の島村抱月と女優の松井須磨子が起こした劇団「芸術座」が、トルストイ原作「復活」の初演を行ないました。このとき松井が歌った劇中歌が「カチューシャの唄」。のちにレコード化・映画化もされ大流行しました。では回文を。

 
 悲し役。
 意図するトルストイ、
 悔し仲。

[かなしやく いとするとるすとい くやしなか]


ロシアの貴族ネフリュードフは、殺人事件の裁判に陪審員として出廷。そこで、被告人の若い女性を見て驚きます。彼女は、かつて自分が弄んで捨てた、別荘の下女、カチューシャその人だったのです。「カチューシャかわいや~ わかれのつらさ~」の唄が胸に迫ります。


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