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回文集「くるくる・えぶりでい」12/1
きょう12月1日は「鉄の記念日」です。1857(安政4)年のこの日、南部藩士・大島高任(おおしまたかとう)が、日本で初めて商用高炉による製鉄に成功したことから制定されました。「鉄は国家なり」と言われるように、産業社会や国民生活の発展に欠かせない鉄は、人類にとって最も利用価値の高い金属。それゆえ、鉄の本字である「鐵」には、ある意味が込められています。それでは回文を。
「金の王哉」ゆえ、「鐵」で。
得ゆ、中、大の値が。
[かねのおおかな ゆえ てつで えゆ なか おおのねが]
そうなのです。「鐵」という文字は「金」と「王」と「哉」が組み合わさって出来ているのですね。「金属の王様」とされる、鉄。その鉱石を、高炉の中で大きな価値のある製品に変えた大島高任は、「日本の近代製鉄の父」と呼ばれています。