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回文集「くるくる・えぶりでい」10/21
きょう10月21日は「あかりの日」です。1879(明治12)年のこの日に、エジソンが実用的な白熱電球を完成したことから制定。その寿命をより長くするためにフィラメントの素材として彼が用いたのが、京都の竹でした。では回文を。
活かせ、竹筒。地元、京都。
灯良き、灯し続けた、世界。
[いかせ たけづつ じもと きょうと とうよき ともしつづけた せかい]
約6000種類もの材料を使って試行錯誤の実験を繰り返していたエジソンは、ある日、研究所にあった日本製の扇子に目をつけ、その竹を試したところ、思わぬ好結果が得られました。さっそく日本へ派遣された研究員が、時の首相・伊藤博文に会って相談すると「竹なら京都へ」の返答。京都を訪れ、府知事の槇村正直に紹介されたのが、八幡の竹でした。鉄分が豊かな土質の八幡男山周辺の真竹は、繊維が太く丈夫で、長持ちするフィラメントを作るのに最適でした。かくて京都の竹は、エジソン電灯会社に輸出され、何百万個もの白熱電球の核となり、世界に明かりを灯し続けたのです。