![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170386744/rectangle_large_type_2_8646941448e3fe1e66c956b914a1e11d.png?width=1200)
回文集「くるくる・えぶりでい」1/17
きょう1月17日は「今月今夜の月の日」です。熱海の海岸の「貫一お宮の像」でも有名な尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の中で、自分を裏切った恋人のお宮を蹴り飛ばしたあと、「いいか、宮さん。1月の17日だ。来年の今月今夜になったらば、僕の涙で必ず月は曇らせてみせるから」と、貫一が言い放ったことから制定されました。それでは回文を。
何てことを!
厭ひ、悩み、
貫があ、蹴ったっけ。
アカンが。
宮な、酷い男でんな。
[なんてことを いとひ なやみ かんがあ けったっけ あかんが みやな ひどいおとこでんな]
それにしても女性を足蹴にしたうえに、1年後の月を曇らせてやろうとは、ひつこい男でんな。なお、熱海では毎年この日に「尾崎紅葉祭」が行われるそうです。