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『ジョゼと虎と魚たち』 #感想 #映画 #アニメ

〇心が動かされた場面
1. ジョゼとツネオが海を見にいって、海水の味を知ったときのジョゼの喜び
2. ジョゼのおばあちゃんが亡くなって後に突き付けられる現実
3. 足の怪我により、夢をあきらめて心をふさぎこむツネオの姿
4. ジョゼがツネオのために絵本をつくり、ツネオへの想いを伝える姿
5. ツネオが心の翼を取り戻して、もう一度、夢を叶えるため立ち上がる場面
6. ジョゼとツネオが結ばれて、その後お互いの夢に向かって進んでいく姿

〇その場面を振り返り思ったこと

1.について

 人から聞いて知ること、自分で体感して知ること、やはり後者の方が感情の振れ幅が大きい思った。自分が持つ好奇心を満たしたい気持ちだったり、未知である事柄に触れる恐怖だったり、そういった何かしらの感情があるはずで、それらを自分のもつ全て(五感)で知ることは得るものが大きいと思った。のちにその思い出を振り返るときに、それは色鮮やかで素敵なものになると思う。
 私自身の生活を振り返り、本や動画で知った知識を実際に体感していきたいと、その知識を持て余すことなく自身の糧としていきたいと思う。

2. について

自分は人の手を借りなくても生きていける、自立できる、など思うことがあったが、本当に自分ひとりになったときに感じる、自分は今まで誰かに支えられて生きてきたという事実を知る。その支えられてきたことを忘れずに、感謝の気持ちをもって生きていきたい。そして、その場面に立たされている人が辛くて、倒れてしまいそうになったら、いち早く手を差し伸べて、その人の居場所のひとつになりたいと思った。

3. について

上手くいっていたのに失敗して0からのスタートになること、今まで出来ていたことが出来なくなってしまうこと、そのとき自分の気持ちはどん底に落とされる。そこから立ち上がるにも、またこの状況になるのでないかと考えたり、今まで以上の苦しみが待ち受けているのではないかと考えたり、負の感情が心に渦巻いて、そこから抜け出すのがとても困難になる。そうして、自分ひとりでは動けなくなっている。ツネオの苦しむ姿をみて、とても強く胸を締め付けられた。

4.について

他人(ひと)のために頑張っている姿に美しさを感じた。そのひとから拒絶されるかもしれないなどのリスクを顧みずに、「恩返しがしたい」「好きだから助けたい」といった自分の心がしたいことに正直に真っ直ぐ向き合う強さ、行動力にそう感じたのかもしれない。また結果として、他人のために頑張ったことが自身の成長であったり自分の知らない内面に気づく機会であったり、巡りめぐって自分の糧になるのではないだろうか。ジョゼのように私も、他人を想って生きていきたい。


5.について

これは上記の4.での、他人が自分のことを想って行動してくれた事実により、自分ひとりではどうすることもできなかった苦しみから抜け出すことができたので、他人(ひと)を想いやる力には相当な力があるのだと思った。

6.について

 ふたりの関係性が素敵であると感じた。それぞれに辛く困難なことがあったときに助け合って乗り越えることができるし、自分のことを大切に想っていてくれるという精神的な幸福感を感じることができる。この関係性を得るためには、日々の生活の中で自分ひとりでいるのではなく、他人と関わりありながら、相互理解をしていく必要がある。最近、私は自分をさらけ出すことや他人(ひと)の価値観を知ることに対して億劫になっているので、失敗することを恐れずに多くの他人(ひと)と関わっていき、ジョゼとツネオのような関係性を築いていきたい。

感想は以上になります。少しでも読んでくれた方ありがとうございます。

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