自殺はやめとけ!私の自死未遂から見る簡単に死ぬことのできない現実

小さい頃から、大人になったら苦しいことばかりだから、子供のうちに自殺して人生をリセットをさせようと本気で考えていました。

まるで、ロボットのスイッチをON/OFFに切り替えるような感覚です。

しかし、人間という生き物は、動物と違って、死ぬことに恐怖を感じます。

しかも、自殺未遂で生きてしまい、後遺症が残ってしまうと、寝たきりの身体障害者になることがあります。

電車の飛び込み人身事故なら、四肢の一部が切断されてしまうことだってあるのです。

だから、簡単な気持ちで、自殺するのはやめとけと言いたいです。

しかし、私も、自殺未遂を何十回も繰り返してきているので、偉そうに言える立場ではありません。

中学生時代は、手首を切って、血をお風呂の浴槽に流していました。

しかし、出血が怖くなって、家族に見つかって、自殺未遂に終わります。

そのときは、運動音痴で、とても、そのうつわでもないのに、剣道部の副主将に選ばれてしまいました。

主将は、練習をさぼりまくる人で、部員の管理は、全部、私の仕事になっていました。

対人恐怖症で声が小さく、部員には、いつも文句を言われます。

それに、塾通いでろくに勉強する時間がないストレスと重なり、自殺衝動に襲われました。

本当だったら、この時点で普通学級ではなく、養護学校か特別支援学級に行ってたら、トラブルや周りの迷惑も起こらず、ストレスのないまま過ごせたと思います。

また、大学を内定なしで卒業した時期も、かなりの抑うつ状態になっていました。

これから、あんなに怖い仕事や車の運転をしなければならないと思うと、恐怖で生きる気力がわかないのです。

この頃は、食欲が全くわかず、毎日、ドアノブで首をつっていました。

しかし、前の自殺未遂で家族が監視にやってくるので、自殺に長時間かかる首つりは難しいのです。

さすがに、練炭や硫化水素の自殺は、最悪、他人も巻き込んでしまうので、私にはできませんでした。

ただし、社会人になって車を買ったとき、社内で何も食べずに餓死してやろうとも考えました。

15日間はねばりましたが、家族や会社の人達によって、捜索願いが出されて、人気のない山奥の公園で発見されてしまいました。

そのとき、首つりを何回もしましたが、意識が落ちていく感覚がどうしても怖くて、先に進めません。

このように、自殺ができる人は、後戻りできず、かなり意思の強い人達なので、ある意味、尊敬します。

その後、私は、ある宗教と出会うことで、ようやく自殺衝動が止まりました。

それについては、次の記事で述べます。

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坂口正吾
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