親が子供にお金がないと言うことはいけないのか？

私の学歴を考えてみると、地元の国立大学に行ったのですが、それが役に立ったとは言えません。

なぜなら、一般雇用でいい企業にはいれても、重い障害により、高確率でつぶれるからです。

むしろ、新卒で入社した中小メーカーの方達は、とても優しかったです。

普通の企業なら、高確率でクビになっていたことでしょう。

そんな中、果たして、私の学歴に投資する意味はあったのでしょうか？

うちの家庭は、貧乏家庭ではありました。

それなのに、両親は、世間体なのか、私を塾に行かせていました。

その両親も、自分の頭の悪さは、認識していたはずです。

当然、その遺伝子を受け継いでる自分も、優秀ではありませんでした。

そのとき、両親は、大学はどこでも行けると、余裕ぶっていたのです。

その楽観的な思考は、どこから生まれるのか、疑問に感じていました。

私が親なら、安全策をとり、計画的に学費を管理します。

しかし、父は、多額の住宅ローンをかかえながら、なんとかなると考えていたのです。

そして、国立大学の学費が、当時、年80万円ほど高くなっていることに気づいていませんでした。

そうして、大学在学中に、父の方から、実は金がないと弱音をはいたのです。

それだったら、進路選択のできる早い段階に言うべきだと思います。

特に、私は、幼少期から、他人よりおかしいところがあった障害者だったので、特別支援養護学校に行かせるだけで、教育費は、かなりおさえられたと思います。

なので、今、大変なおやごさんは、大学に行けるお金がない場合、少なくとも、中学受験時に、子供さんに知らせるべきです。

そうしたら、工業高校や高専など、実学系の学校に進めば、いい就職先に出会えるでしょう。

無理に、進学校に進ませて、私のように、就職を失敗すれば、その教育投資は無駄になります。

今日、なぜ、早い段階で、私が障害者だと見抜けなかったのか、というテーマで、両親と口論になりました。

彼らは、田舎の世間体にしばられており、障害者なんて許さなかったのでしょう。

しかし、私は、就職で大きくまわり道をしてしまい、大学へのお金も無駄になりました。

みなさんは、うちの親みたいに、行きあたりばったりで、無計画な人間になってほしくないです。

いいかげんで、運まかせの子育てをしてしまうと、私のような社会不適合者が生まれてしまいます。

世に言う凶悪犯罪者も、家庭を見ると、ひさんなケースが多いです。

そういった人は、人間の愛情や倫理などなく、ケモノ同然です。

かつての私がそうだったので、自分をいましめる意味でも、そう定義しておきます。