ロンドン時間の自動注文デイトレード手法!NY時間後の値動きの勢いを活かす
今回、提示するトレード手法は、誰にでもマネできます。
この手法は、一種のシステムトレードです。
ただし、相場の流れをとらえた合理的な動きをします。
市場は、ロンドン時間の間、ゆっくりとした値動きをします。
そして、NY時間が始まると、一方行に進む性質があるのです。
そういった流れを利用する自動注文手法を、ロンドンブレイクアウト手法と呼びます。
ちなみに、このロンドン時間とNY時間が重なった時間が、一番市場参加者が多いのです。
それほど、相場の値動きで見せる、インパクトがけた違いなのでしょう。
そこで、その一方的な値動きを狙います。
使用通貨は、ユーロ円を使います。
なぜ、ユーロ円を使うかというと、ポンド円ほどノイズがなく、急激な値動きが期待できるからです。
逆に、ドル円を使うと、こきざみな値動きしかしなくなります。
狙うのは、ロンドン時間開始から、NY時間の開始までの時間帯です。
具体的には、夏時間だと、15時~21時、冬時間だと、16時~22時です。
NY時間が始まれば、その時間内の最高値と最安値にIFO注文を2つ行います。
つまり、最高値と最安値にブレイクしたら、エントリーが開始されるのです。
図
出典:Axiory Global Ltd.(AXIORY公式サイト)
図は、実際に、ユーロ円の15分足で、トレードをした場面です。
図のオレンジ色の線と赤色の線は、ロンドン時間開始からNY時間開始までの、最高値と最安値に引いた線です。
この時間帯は、16時~22時の間です。
そして、その時間帯の最高値・最安値に、IFO注文を2つしこんでいきます。
具体的には、図のように、最安値で自動エントリーになった場合、黄色の線は損切りラインで、青色の線は利確ラインになります。
最高値の場合は、その逆に考えてください。
ここでは、両方とも20pipsで決済するようにしています。
この20pipsという値幅は、場合によっては、15pips~25pipsの間で検証していってください。
自分に合った値幅をトレードしていくうちに見つけるようにするのです。
当然、値幅が小さいほど、勝率は上がります。
これは、トレードをする人によって、対策が変わってくるのです。
また、この手法でいきなりトレードするのではなく、必ず、数年くらいは、トレードを過去検証しましょう。
大変だと思いますが、経験を積んでいくことで、トレードは上達します。
私は、システムトレードのあいまいな設定が苦手なので、裁量トレードを好んでいます。
もし、システムトレードのような、データの分析が好みの人であるならば、この手法をお使いください。
また、必ずしも、ユーロ円でなくてもいいです。
スプレッドを重視するなら、ユーロドルでもいいです。
もし、大きな値動きが嫌いならば、ドル円にしましょう。
ただし、そうなると、値幅は狭くした方が良さそうです。
このように、あなたに合ったシステムトレードを作っていきましょう。