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金もうけが卑しいという常識の原因をさぐる!日本社会の高齢化への対処法とは?

お金もうけは汚いという考えがあります。

特に、日本では、過去に、ホリエモンや村上ファンドなど、金持ちアピールする人のねたみが強いのです。

ぞくにいう、閉鎖的な島国根性でしょうが、これでは、国内に莫大な富をもたらしてくれる、起業家があらわれません。

出るくいは打たれる文化で、アメリカのGAFAMのような新興企業はたんじょうしづらいです。

では、いつから、日本では、金もうけがいやしいと考えられたのでしょうか?

これは、江戸時代の身分制度から生まれたといえるでしょう。

当時、士農工商という身分が確立されていました。

一番、最初にくる、「士」は、武士の階級です。

彼らは、一定の給与をえられ、何より、価値のある身分だと決められていました。

それに対し、最後にくる、「商」は、商人の階級です。

彼らは、莫大な富を得ていたのに、一番、最下級の身分です。

これには理由があります。

江戸時代、国を治めるものは、金持ちが一番偉いとしてしまうと、武士より商人が、より強い発言力をもち、国を統制できなかったのです。

なので、バランスをとるべく、商人を、農民より低い身分においたのです。

そうして、商人が行うような金もうけは、卑しい行為だとされました。

その文化が、資本主義が根づいた明治時代以降も、日本人を支配しているのです。

また、日本人は、これから起きる高齢化に対し、ネガティブな反応がすごいです。

確かに、税や社会保険料の負担が重く、現役世代は苦しいでしょう。

そして、日本は、世界で初めて、超高齢社会に直面します。

つまり、高齢者向けの製品やサービスがはやるのです。

そのため、市場を通して、企業は、シルバー世代向けの商品を試すことができます。

なので、高齢者市場では、日本が、世界の覇権をとれる可能性があるのです。

医療の発展によって、世界的な高齢化は進んでいきます。

それに、日本のような先進国は、発展途上国に抜かされる運命にあるのです。

これは、本当にどうしようもありません。

かつて、ジャパンアズナンバーワンの時代に、日本人は、うかれすぎました。

これは、過去の日露戦争の勝利にも、同じ現象が見られるのです。

すなわち、人口増・円安で、アメリカに軍事を肩代わりしてもらった偶然がかさなって、たまたま、高度経済成長したにすぎないのです。

それを、日本人のがんばりがすべてだと言うのは、さすがに、ごうまんすぎます。

謙虚な毎日の積み重ねが、成功への近道なのです。

今の日本社会の結果のように、おごれる者は、成功を維持することはできません。



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坂口正吾
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