今の年金生活高齢者は甘えすぎなのか?長生きしたくない最近の若者
良く、今の年金世代は、十分な年金をもらえて、甘えすぎだと言われています。
しかし、うちの両親の年金額を見ても、最低限の生活を維持する額に思えるのです。
満額支払った父でも、思ったより、もらえていません。
彼らは、医療費の自己負担が、軽減されたり、既得権であふれています。
高齢者は、数が多いので、投票においても有利です。
今まで、仕事人間だった人が、定年後、暇になると、政治に目覚めるケースが多いです。
うちの父は、若い頃は、特に、政治のことを気にしませんでした。
しかし、小泉純一郎前首相が、『痛みに耐えろ』、『郵政民営化』と言っているのを見て、攻撃的になりました。
なぜなら、彼自身、郵便局員だったからです。
そうして、公務員だった仕事が、民間社員と同じ状態になり、堕落していったのです。
父は、はがきの営業ノルマを背負わされて、狂っていきました。
良く、自腹で購入して、無理をしていたようです。
その後、酒とギャンブルにおぼれ、職場も、厳しくなって、続かなくなります。
具体的には、自主退職に追い込まれました。
これまで、公務員でぬくぬくしていた者が、民間の市場原理にふりまわされると、対応できなくなるのです。
最終的に、我が家では、上述の前総理大臣への憎しみは、いまだ、根強いです。
だからといって、父親は、毎日、政治への不満をぶつける程度におさまっています。
もし、公務員として、郵便局員が続けられていたら、私は、地元の国立大学以外にも、受験できたでしょう。
私にとっては、民間企業にも適応できるような、有能な遺伝子が欲しかったので、父に対して、あまり良い気持ちになりません。
また、この時点で、私が、公務員のぬるい環境にしか適応できないのは、あきらかでした。
民間企業を避けても、やる気のある無能なので、どの職場でも、トラブルになります。
なので、親は、公務員になることに期待をかけて、勝手に、多額のスクール費用を払っていました。
私自身、何も、話を聞かされていなかったので、衝撃を受けたことを覚えています。
こういったときに、早い段階から、障害者雇用にチャレンジすべきでした。
国立大学の新卒であれば、それなりのところに行けたでしょう。
なのに、そのころの私は、障害者認定を受ければ、健常者のような良い暮らしをおくれないとして、否定的だったのです。
それほど、社会不適応だったので、長生きに良い魅力を感じませんでした。
早く、人生をリセットし、今度は、めぐまれたステータスで、生まれ変わりたかったのです。
もしくは、死んだ後の魂の状態で、一生、天界にさまよいたかったのでしょう。
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