無職ニートが葬式に出席してみた!親戚に仕事を聞かれ正直に答える

年末に、祖母が亡くなっていたため、ブログ活動をしばらく休止していました。

1月の初めまで、通夜と葬式に出席して、ごたごたが続いていました。

私は、精神障害者の長期無職ニートです。

厳密には、元旦の誕生日をむかえた時点で、ニートの定義からはずれました。

やはり、社会的地位のない無職が、葬式に参加するとなると、緊張してしまいます。

HSPで、なんか悪口言われたらどうしようと考えたり、祖母の親戚や友人がやってくると、接客しなければなりません。

対人恐怖症の私は、そのことを考えるだけで、胸がはりさけそうになりました。

葬儀でじっとしていると、手汗が止まらなくなるのです。

これは、代表的な精神性発汗の症状です。

お坊さんのお経を聞いているうちに、どんどん息苦しい感覚に陥っていくのです。

胸も緊張で、つぶれてしまうようでした。

なんとか、深呼吸をして、その場をしのぎましたが、もっと続いていたら、倒れていたのかもしれません。

これに加えて、統合失調症の幻覚の苦しさも起きていたようです。

周りの人間がこっちを見て、監視しているかのようなプレッシャーでいっぱいでした。

本来、無職である私は、葬式に出席したくありません。

なぜなら、必ず、仕事を何しているか、聞かれるからです。

ただし、私は、できるだけ、嘘はつきたくないです。

なので、無職なら無職だと、正直に答えます。

ちょうど、こわもての親戚のおじちゃんが近づいてきました。

彼は、私に対して、今、どんな仕事をしているのか、聞いてきたのです。

私は、『医者から就労を禁止されている障害者です』と答えました。

これは、医者の診断書にも、しっかり明記されている事実です。

しかし、おじさんは、『男ならしっかり働くものだろ』と応じてきました。

このおじさんは、土建屋の社長さんで、典型的な中卒のガテン系です。

好きな女性と恋愛結婚して、一家を支えています。

なので、根性があれば何でもできるといった、考えの持ち主なのです。

私は、ショックを受けるどころか、こういう考え方もあるのだと、納得しました。

精神疾患の苦しみは、本人じゃないと分かりません。

それに、身体障害や知的障害のように、目で見て、症状が分かるわけではないのです。

ある意味で、精神障害者が、世間で生きていく難しさを感じました。

ちなみに、うちの父親も、喪主としてスピーチするときは、かなり緊張していたようです。

過去に、結婚式は出席を避けられましたが、葬式となると、参加しないわけにはいきません。

重度のニートや引きこもりの方だと、親の方から出席を断られるくらいです。

その点、グレーゾーンの障害者は、肩身の狭い思いをしなければなりません。

最初は、葬儀にかなり緊張しましたが、なんとか、葬式を終われて良かったと思います。

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坂口正吾
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