
ロスジェネ中高年世代のサイレントテロが国にダメージをあたえている話
平成不況にはいってから、就職氷河期世代が、上の世代への反抗として、サイレントテロを行いました。
このサイレントテロは、消費しない、労働しない、結婚しない、子供を残さないなど、社会の再生産を破壊する、テロ活動のことです。
このテロ行為は、すぐに効き目はありませんでしたが、令和の時代になって、国に深刻なダメージをあたえました。
もはや、少子化が、手遅れなレベルで進み、人手不足がさわがれています。
そして、国内市場は、悪化し続け、大企業の業績にも影響をあたえているのです。
政府や財界が、自己責任や新自由主義で、当時の若者をイジメているなら、こんな国を滅んでしまえ、と思ったのでしょう。
少子高齢化で、太平洋戦争で亡くなるのと同じ人口が毎年日本から減っている。
— NZM@婚活から撤退した独身男 (@NZM_MGTOW) December 17, 2022
今年の出生数の予想は77万人、死亡者数は145万人である。
10年前から言われていた就職氷河期世代のサイレントテロが成功したのだろう。
上級国民が作った新自由主義と自己責任論という暴力装置に対して、私たち奴隷国民の起こしたサイレントテロが未婚と少子化。
— ジャームッシュ(黒いハートの鬼) (@RioMusch) October 15, 2021
この先、奴隷もないのにその装置、動くんですか?
ロスジェネ単身女性の老後 半数以上が生活保護レベル https://t.co/UK7wYdh2sc
現に、就職氷河期世代の人口ボリュームは大きく、人なんていくらでもいる、と雇い主に余裕をあたえました。
しかし、結果的に、それほどの労働人口は、再生産されず、企業や官公庁の求める、若くてスキルの高い人は、激減していったのです。
この変化は、人工知能のロボットが、将来的に、人間の単純労働を奪うことを考えたら、いいのかもしれません。
ところが、これから先、人口の多い貧困層の就職氷河期世代が老人になると、多額の福祉コストが発生します。
人間は、人権で守られているので、動物のような殺処分は、絶対にゆるされないのです。
したがって、簡単に解決できる問題ではなく、腐敗した上層部階級も、頭を悩ませています。
正直、ロスジェネ世代は、人生をあきらめている方が多いです。
中には、精神を病んでしまい、命を断つ人も見られます。
また、現代の若者も、サイレントテロを支持している方が、一定多数、おられます。
彼らは、就職氷河期世代より雇用はされやすいですが、普通の人生をおくれないことに不満をためています。
今の日本国は、上場した大企業社員か公務員、成功した起業家・投資家でないと、まともな人生をおくれなくなりました。
さらに、親が資産家であれば、裕福な生活をおくることができます。
しかも、年齢をかさねると、この国では、再チャレンジしにくいです。
だから、没落した旦那を見て、女性が離婚にのりだしたりするのです。
それだったら、すべてに雇用をジョブ型雇用にし、年齢ではなく、スキルで判断できる体制を整えてほしいです。
日本のサラリーマンは、中途半端なゼネラリストが多いです。
幹部社員候補の総合職とは、聞こえがいいですが、ようは、会社に一生を尽くす覚悟が必要になるのです。
こうして、サイレントテロの成果は、確実にあらわれています。
非正規雇用も、5年以上の無期転換ルールで、身分が固定化されてしまいました。
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