住宅ローンが払えない体験談!失職リスクをふまえてリスクを抑える
現代社会において、長期住宅ローンをくんで、家をやマンションを購入することはリスクでしかありません。
なぜなら、バブル崩壊以降、雇用が不安定化して、長く勤める保障がなくなってしまったからです。
企業の存続年数は、就職から定年までの年数より短くなってきています。
これは、あくまで、平均の存続年数であり、大企業なら例外かもしれません。
しかし、ほとんどのサラリーマンは、中小企業で働いています。
彼らは、能力があって出世していけば、会社から手放すことはないのかもしれません。
ところが、出世レースに負けて、一度、リストラという形で失職してしまうと、日本の会社システムなら、給料がガクンと下がります。
この状態で、妻子持ちで住宅ローンもかかえていると、最悪、住宅ローンの支払いは止まってしまいます。
現在では、住宅ローンの支払い自体、限られた人にしかできません。
特に、若い人の場合、非正規労働者になる人が一定多数いるのです。
派遣社員や契約社員、フリーターになると、住宅ローンの審査自体避けられます。
彼らは、大きな買い物のできるスタートラインにすら立てないのです。
また、住宅ローンの払えない厳しさを知る体験談として、ドキュメンタリーの『漂流家族・竹下家』という番組を見ることをお勧めします。
Youtubeに著作権違反の動画がアップされていたり、ブログの記事で紹介されています。
気になる方は、このワードで検索してみてください。
大家族竹下家では、父親の仕事がなかなか長期続かないために、住宅ローンの支払いがとどこおる事態が頻発しています。
マンションの住宅ローンが払えなくなって、マンションを手放すことになり、大家族が北海道の田舎にやって来ます。
ただし、そこでも、新築の家を建てて、多額の住宅ローンをくんでしまうのです。
しかも、その住宅ローンの年数を計算してみたら、お父さんが70代になるまで支払いが続くようです。
その年齢なら、確実に住宅ローンは払えないはずですが、どうするのでしょうか?
70代で稼げる仕事は、極一部に限られます。
竹下家は、結局、桜庭さんという牧場経営者に、住宅ローンの連帯保証人の肩代わりをさせて、支払いを逃げてしまうのです。
マイホームも手放すしかありませんでした。
お父さんは、結局、非正規労働者で働いており、満足な収入を得ることができていません。
しかも、未来に投資させるはずの娘達を働かせて、給料を搾取していました。
高校中退までさせているのです。
マイホームを建てたといっても、娘達は、いつか結婚して巣立っていきます。
そういうことをしっかり計算しなかったのでしょうか?
このように、仕事が長続きしない人は住宅ローンをくむべきではありません。
しっかり、自分の失職リスクと相談しながら、ローンを支払えるか、検討すべきです。
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