テクニカル分析だけでは役に立たないのか?単純なルールでは通用しないFX
FXの世界では、良く有効なテクニカル分析が相場で機能したことで、注目を集めます。
しかし、実際に、テクニカル分析単体が、そこまで有効かと言われると、疑問を感じざるを得ません。
テクニカル分析は、FX初心者が、相場の損益を経験するうえで、使いやすい手法でしょう。
ただし、相場で勝ち上がっていくうえでは、臨機応変な手法が必要とされるのです。
テクニカル分析だけを信じてしまっては、相場では、役に立たないでしょう。
テクニカル分析は、大きく分けて、トレンド系とオシレーター系があります。
トレンド系のテクニカル指標は、トレンドが発生して順張りの動きになったときに、有効に機能します。
逆に、オシレーター系のテクニカル指標は、レンジが発生して逆張りの動きになれば、うまく勝つことができるのです。
どちらの指標も、長所と短所をもち合わせています。
なので、テクニカル分析は、複数の指標を合わせて使った方が、より効果的に機能します。
このことで、順張りや逆張りでも、うまく対応することができるのです。
完全とは言えませんが、精度の高いトレードをすることができます。
ところが、テクニカル指標を組み合わせても、FXで勝つことは難しいです。
テクニカル指標以外にも、ダウ理論やエリオット波動の原理、ライントレード、ダイバージェンスなど、勉強することはいっぱいあります。
さらに、FXは、環境認識として、長期足の動きも観察することが需要です。
こういった技術を組み合わせることで、初めて、FXで勝利していけるのです。
テクニカル分析だけで、機械的に勝利できるなら、誰も苦労はしません。
それなら、今頃、多くのFXトレーダーが、会社を辞めて、専業になっていることでしょう。
そうしたことができないのは、テクニカル分析のみでは、役に立たないということなのです。
あくまで、テクニカル分析は、トレードで優位に立つための、1つの要素に過ぎません。
それに、テクニカル分析は、長期足になればなるほど、効きやすくなる傾向にあります。
スイングトレードならば、安定的に勝ちやすくなるでしょう。
また、テクニカル分析は、どうしても、ローソク足の動きの後追いになってしまうため、エントリーや決済が遅れてしまうことがあります。
これは、デイトレードやスキャルピングでは、致命的なのです。
テクニカル分析は、どんなテクニカルインジケーターを使おうが、問題ありません。
自分に合っていると思う、インジケーターを使用するのがベストです。
ただし、メジャーなインジケーターの方が、テクニカルは効きやすいです。
スマホ版のチャートソフトでは、基本的に、メジャーなインジケーターしか表示できません。
上記のことを考えたうえで、自分に最適な投資スタイルを見つけましょう。