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枕雀士

まくらのじゃんし。


春は麻雀。ようやく長い冬を越え、新生活がはじまる頃、心を弾ませて打つ麻雀は一際いいものである。打牌も弾む。いい音がする。そんな気がする。



夏は麻雀。炎天下にさらされ、一日中汗をかいた身体に冷たいシャワーを浴び、隙だらけの格好で雀荘へと向かう。すると空調のきいた部屋でアイスコーヒーが待っている。いとうまし。



秋は麻雀。金木犀が香り、もの悲しさを感じる季節に、じっくりと打つ麻雀には趣がある。鈴虫とともに鳴き仕掛け。出前のコール。夜は長い。


冬は麻雀。暖かい室内、かじかんだ手であつ茶をすすり、歌舞伎揚を食べながら打つ。まるでこたつでみかんを食べているようだ。まだ帰りたくない。


まもなくMリーグが始まります。

楽しみで仕方ありませんね。

以上、駄文失礼しました。

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