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【note】プライベートアセットは富裕層だけのもの?

 プライベートアセットは、機関投資家や一部の超富裕層に限られたものでしたが、最近は国内販売に注力する動きも増えています。

海外ファンドや日本の金融機関も販売拡大の動きを見せているので、皆さんの投資の選択肢となる日も近いですね。実際、関連するニュースも増加してますので、聞いたことがある人多いはずです。

 今回のテーマはプライベートアセットです。


魅力的な投資先

 プライベートアセットは、プライベートエクイティ、不動産、インフラなど、公開市場には上場されていない資産のことです。

公開市場には存在しない成長機会や価値創造の潜在力があり、長期的な投資期間で高いリターンを提供する傾向があります。

また、公開市場とは異なる動きをすることが多く、市場の変動に対してポートフォリオの安定性やリスク低減に貢献します。


プライベートアセットの魅力は、今後も高まる

新しい投資商品の登場:
 例えば、長期資産ファンド(LTAF)という新しいファンド構造が、英国で導入。プライベートアセットに投資するための要件緩和により、顧客にアクセスしやすい投資商品となることを目指しています。

非公開企業数の増加:
 近年、プライベートエクイティやベンチャーキャピタルなどのプライベート資本から資金調達する企業が増加しています。
 そのため、成長機会やイノベーション期待のある企業は、プライベートアセットの中に存在する可能性が高まります。

投資環境の変化:
 世界は、人工知能や再生可能エネルギーの移行などの大きなテーマに直面。これらは、社会や経済に大きな影響を与えるとともに、新しい投資機会を生み出します。
 しかし、これらのテーマに関連するプロジェクトや企業は、プライベートアセットの中に多く存在。そのため、これらのテーマに対応するポートフォリオを構築するためには、プライベートアセットへの投資が必要になります。


プライベートエクイティの成功例

 プライベートエクイティ(PE)は、非上場企業に投資することです。非上場企業の経営に参画し、成長や改革を支援することで、高いリターンを狙うことができます。

【創業者から株式を引き受けたPEファンドが企業の事業展開を着実に推し進め成功させた実績例】

あきんどスシロー
 国内で400店舗近くを展開する回転寿司最大手。顧客の嗜好の多様化に対応し、ネタの鮮度にこだわり原価率50%という高さの一方、寿司が回るレーンをIT管理するなどコストダウンにも取り組み、確実に業績を上げた。
 人材育成にも取り組み、飲食業界の平均の離職率が30%のところ、あきんどスシローでは12%であるという。現在は、海外PEファンドの大手ペルミラの傘下に入り、海外事業の拡大も目指している。

一般財団法人 日本プライベート・エクイティ協会

コメダ
 PEファンドの傘下に入り、確実に業績を伸ばした。アドバンテッジパートナーズの傘下に入る前の2009年2月期の売上、営業利益がそれぞれ約38億円、約8億円だったのに対し、2012年2月期では売上は約90億円、営業利益は23億円を記録している。
 情報、物流、食材などの部門の効率化、合理化を強く進めつつ、確実に店舗網を拡大していったことがわかる。

一般財団法人 日本プライベート・エクイティ協会

私たちが投資できる日も近い

 プライベートアセットは、富裕層にとって、パフォーマンスの向上、分散効果の強化、収入源の多様化などのメリットを提供する投資先。これからプライベートアセットの魅力は高まります。

海外のPEファンドも日本に需要ありと参入してきているのだから、皆さんの投資の選択肢に入る日もすぐに訪れるでしょう。

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