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『NIGHT RANGER』
昨日の『ジェファーソン・スターシップ』からシスコ繋がりで・・・
『ナイトレンジャー』
前身バンドである『ルビコン』がサンフランシスコをベースに活動していたので、その発展形であるナイトレンジャーは、まさにシスコのバンドだ。
ナイトレンジャーというと先ず思い浮かぶのは、技巧派ギタリスト、ブラッド・ギルスとジェフ・ワトソンによるツインリードだろう。
確かに間違いではない。が、前身バンド『ルビコン』は『スライ&ファミリーストーン』から枝分かれしたバンドであるし、ただ単に『ハードロック・バンド』と言い切るのには実際無理がある。
(因みにルビコンのリーダーは、スライのサックス・プレイヤー、ジェリー・マルティーニ)
(4分30秒辺りから始まるジャックのスラップベース・プレイが最高です!♫)
ナイトレンジャーのアルバムを順に聴いてみれば、その多様性に満ちたサウンドが、『ヘッドバンガー御用達』では無いのが分かるというもの。
しかし時代は80年代。
ハードでテクニカルなギターが主役である『LAメタル』の大攻勢により、ナイトレンジャーもその流れの中に組み込まれていく。
アルバムを出す度に「ナイトレンジャーはヤワになった」とコキ下され、メンバーは「次はもっとハードになる!」とコメントするまでに追い詰められていく・・・
いや。そもそも土俵が違うでしょ?
もっと自由が許されたなら、もしかしたら『封印』してしまったジャック・ブレイズのスラップベースが大炸裂する、ハードファンク・ナンバーが生まれたりしたかも知れない。
しかもレッド・ホット・チリペッパーズより先にさ!!!
『もし』なんて考えるだけ虚しいだけだが、
日本人十八番の『レッテル』なんて押し付けなければ、もっと多様なナイトレンジャーが楽しめたかも・・・
というお話でした。
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『FOUR IN THE MORNING』1985年
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3枚目のアルバム『7 wishes』からのシングルカット。
メロディ・メイカー、メイン・コンポーザーの一人『ジャック・ブレイズ』によるナンバー。
ナイトレンジャーに於けるジャックのプレイを聴く度に思うのが『2本のギターに埋もれないベース・フレーズ』を作るのが本当に
上手いという事。
『ルート音』と『歌メロの裏メロ』の組み合わせ方が絶妙で、時には自分の歌と全く別のメロディをベースが奏でていたりして、つくづく『脳が二つあるんかい?!』と思ったりしてw
まぁライブではキーボードに任せている箇所も多々有りますがね。
なんせ派手なアクションが多いし。
(それがカッコええのよ♫)