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『THE WARRIOR』

本日はニューヨークで。


「エディ・ヴァンヘイレンがデイヴ・リー・ロス脱退後の後任として、女性ボーカリストに声をかけていたって知ってるかい?」


昔、こんな話を友人から聞いた事がある。


今ならネットでゴロゴロ転がっている様な噂話だが、エディが求めたというその『声』を聴いた時、まんざら『100%嘘でもない』気がした。

″ハスキーなのに透明感があり、かつパワフルでもある〟

パティ・スマイス』 その人だ。

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『ブロンディ』を生んだ街ニューヨーク。

ニューヨークに於ける『ブロンディ』の存在はあまりにも大きく、フォロワー的な他のバンドの追随を全く許さない、唯一無二で強力なものであった。

そこへボーカリスト・パティ・スマイスをfutureしたバンド『SCANDAL』が登場する。

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初期こそはモロにニューウェーヴ直系のサウンドであったが、1984年に1st full アルバム『THE WARRIOR』を発表する頃には、パティのボーカルを更に引き立てる、ハードポップ風味のサウンドとなり、シングルも全米7位と大ヒットを記録する事となった。

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さぁ!このまま大躍進・・・と、なる筈だったのだが、メンバー間の軋轢やスレ違いにより、結局は解散の道を辿ってしまう。

しかし、すぐさまソロ活動を開始したパティ・スマイスは順調にアルバムを発表し、不定期ながらSCANDALを再結成したりと、変わらぬパワフルな歌声で、今も活躍しているのであった。

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『THE WARRIOR』は名ソングライター・ホリー・ナイトの作品だ。

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どうりでハード・ロック&ハード・ポップ好きにも人気が高い訳だ。
因みにアルバムではJourneyの『Only the Young』をカバー。
完成度はJourneyのセルフ・カバーには及ばないが、なかなかのモノだ。

この振り幅の広い音楽性に対応出来るパワーを持つパティを、エディが欲しがっていたなんて・・・

然もありなん。


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