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『ROCK OF AGESはシンセベースが大活躍するナンバーだ!!』

先日の事だ。

何気無くTVの歌番組を観ていたら、ベーシストがベースをぶら下げたまま、シンセベース(鍵盤ね。)を弾いていた。

普通のエレクトリック・ベースと違い、太いサウンドのまま、アタック音やサステインを大胆に操れるので、多くのベーシストが弦ベースと兼用していたりする。

『でもシンセベースじゃ踊れなくない?』

という方もいらっしゃると思いますが、実は全く逆で、かえって『自然と踊り出したくなる』サウンドを、生み出したりしてくれるのだ。

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『PYROMANIA』 DEF LEPPARD   1983年

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英国を代表する重鎮ロック・バンド『デフレパード』の大ヒットアルバム、邦題『炎のターゲット』だ。

中でも特に私が好きなのは『ROCK OF AGES』!

(フィル・コリンによるギター・ソロコーナーのあとにROCK OF AGESが登場致します。


これが本当にカッコイイ曲で、大好きなスティーヴ・クラーク(故人)のギターリフが炸裂する、まさに名曲だ!!

そんな名曲を更に名曲たらしめる、実に重要な要素がこの曲には隠されている。

それは『シンセベース(鍵盤)』だ!!

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デフレパードのベーシストであるリック・サベージは、キーボードも弾ける男だ。
その事はヘヴィメタルバンドにとっては、さほど重要な要素では無かったが、プロデューサーであるジョン・マットランジには、勝算がハッキリと見えていた。

何故ならforeignerの4枚目のアルバム『4』をプロデュースした際に、シンセベースをメインに展開する『JUKEBOX HERO』を完成させていたのだ。


『ワイルドなのにダンサブル』

『ソフトなのに攻撃的』

ロックとシンセベースを組み合わせる事により、そこには普通のエレクトリックベースには生み出す事の出来ない、『スケール(世界観)の大きさ』が存在する事となったのだ。


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official髭ダンディズムの見事なシンセベース使いに、私は心底感嘆した。

彼等の『他より頭一つ飛び抜けた存在感』

の要因の一つに、私は『シンセベースの存在』を強く推したい。

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