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『マイ・ふし穴ミュージック』

「むかし、昔。その当時に聴いた時は全くピンと来なかった音楽が、改めて聴き直してみると【名盤だ!!】と、なったりする事ってありますよね?」

そんな自分の感性の未熟さ&低さ&甘さ(若しくはタイミングね)を、謝罪の意味も込めつつ、堂々と世間に露呈させるコーナー・・・


「マイ・ふし穴ミュージック!」


今回はHARD OFFで買ったレコード・・・
イギリスのポップ・ファンク・グループ
【カジャグーグー】のセカンドアルバム!

「Islands」1984年発表

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リアル80年代を謳歌された方々にとって、カジャグーグーと云えば・・・
リード・ボーカリスト「リマール」の人気が大爆発したアイドルグループ・・・
という認識が主な所ですが、
もちろん私もそんな認識の一人。

しかも私の認識としてのカジャグーグーは、「君はトゥーシャイ」がヒットした・・・程度のもの。

それに対し、ソロになったリマールは、
「ネバーエンディングストーリー」のテーマ曲を世界的に大ヒットさせ、一躍有名になった「時の人」として見ておりました。

一方。
リマールが脱退(正確には解雇)したカジャグーグー本体は、一体どうなったのか・・・?
申し訳ない。

当時の私の音楽的嗜好は更にハードなロックへと移行しており、カジャグーグーには全く興味がありませんでした。


そんな私が長年の刻を経て、カジャグーグーの存在&真の魅力に気付いた訳ですが。

キッカケとなったのは、以外にも「プログレッシヴ・ロック」を通じてでした・・・。

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イギリスを拠点に活動しているプログレッシブロック(テクニック、精神性、作品世界、を更に研ぎ澄ませ、既存のロックには無い「新しいロック」を生み出すバンド、若しくは「その要素を模倣・継承した」バンドを指す。)・バンドは今現在も数多く、離散集合を繰り返しながら、新たなる地平を目指している。

そんなバンド群の中に「古のケルト音楽」にモチーフを置いたバンド「IONA」が居た。

女性ボーカルをメインに展開される、荘厳で透明感の溢れたサウンドに私は惹かれたのだが、そのメンバーの中に、巧みに「チャップマン・スティック」を操る技巧派ベーシストがおり、心底度肝を抜かれた。

なのに、その時点で名前のチェックはしていなかった・・・

その数年後、今は亡きジョン・ウェットンのバンドのメンバーが、新しいバンドを組んだ事を知り、早速チェック。

「LIFESIGNS」


というバンドで、YESを彷彿させる展開が眩しく、素晴らしいバンドだ。
中でもベーシストの腕前が素晴らしく、一際耳を惹いた。

名前は・・・「ニック・ベッグス??」
はて。どこぞで聞いた様な名前だな・・・

「ニック・・・あっ?!!!」

カジャグーーーーグーーーーーーーッ?!
(そのうえ「IONA」の巧いベーシストもニックだったのだ💧)

私は心底震撼した。

針を落とすと、そこから流れ出したのは、洗練されたファンク・ミュージック!!!
リマールの不在など、どこ吹く風のニックの素晴らしいボーカル。
しかも歌いながら超絶ベースを弾き熟すのだ。
他のメンバーも実に巧い!美味い!


「カジャグーグー」


まさに「舐めてたバンドが実は凄腕集団」だったのだ。


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以前にも「先入観が全ての邪魔をする」と書いたのだが、過去・・・「若い頃の自分」が正しくそうだった訳で。
いや〜。
人生経験の浅さからくる「若気の至り」は仕方ない。

こうしてHARD OFFでまた出会う事が出来たのも、必然であろう。(←自分に都合の良いポジティブメンw)

「昔、苦手だった」
と思っていた音楽に、〝改めて針を落とす”楽しみに気付けた事。

耳は節穴だったけど、目は節穴じゃなかったな。きっと。

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オーディエンス映像ながら、バンドの巧さがわかるこちらを⭐️


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