【反逆のジャンプ】
『これはレジに出し辛いなぁ。』
漸く見つけたモントローズの中古CDを3枚程見つけた私は、イギリスの天才アート集団『hypnosis』がデザインした一枚のジャケットデザインに困惑しきり。
『これの何処が【反逆のジャンプ】なんだよ?ったくもう!』
買わない。という選択肢も有るのだが、中古屋巡りをしていて、このアルバムに出会った事など無いのだ。
ギタリスト、ロニー・モントローズ率いるアメリカを代表するハードロックバンドであり、かのサミー・ヘイガーやデニー・カーマッシを輩出した名門バンドの1976年最終作購入を、ジャケット如きで躊躇するとは、私もまだまだな。
意を決してレジへと向かう。
残念ながら若い・・・女子大生のアルバイト店員か・・・
件のアルバムを他の二枚でサンドして差し出す。
まさに気分は『JUMP ON IT!』だ。
『いらっしゃいませ。』
丁寧な挨拶は大丈夫なので早くレジを打って下され。
勿論、袋も不用なんで。
『中身の確認を致しますね。』
いや、それ要らないからって!!
一枚、一枚、丁寧に、帯にも気を遣いながらCDチェック。
そして件のアルバムへ。
更に気分は『JUMP ON IT!』
ビキニなら堂々と胸を張って諦められるが、このもっさりとしたレトロERO感が何かキツイよhypnosis。
『大丈夫でした!』
一番上には『JUMP ON IT!』。
きっと順番待ちのOLさんの目にも映っているだろう『JUMP ON IT!』。
全然大丈夫じゃないッス・・・