『躍動する生命。名ドラマー』
『素晴らしい!!』
私は何度聴いたであろう、大好きなアルバムを聴きながら至福の刻を過ごしている。
まさに偉大だ!!
今日、今は亡き天才ドラマー
『ジェフ・ポーカロ』
の偉大さを、改めて痛感した私なのだった。
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事の発端は久々に聴いた『とあるバンド』のCDだ。
そのバンドはマイナーな存在ながら、『メロディアスハード嗜好』のファンから人気を集めていて、音楽誌の特集や、ディスク・ガイドブックにも必ず載っている・・・そんな存在。
勿論私も、リリースされた日本盤CDを全部持ってはいるのだが、何故かあまり聴いてはいない。
CDプレイヤーやラジカセ、カーオーディオにセットされないその理由?
ハッキリとした理由が見つからないまま、たまーに思い出しては聴いてみるのだが・・・
『物足りない』
のだ。
演奏は上手いし、歌も悪くない。
曲は既聴感が少しあったりするが、まぁ決して悪くはない。
でも『そのバンド』には決定的な『何か』が足らないのだ。
今日、数年ぶりにちゃんと聴き直してみて、よく分かった。
『ドラムに・・・リズムに生命が宿ってない』
のだ。
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アメリカのロックバンド『TOTO』のドラマーであり、実質的なリーダーであった
故『ジェフ・ポーカロ』の素晴らしさは、まさに『躍動するリズム』であった。
生前に残された、数えきれない程の名セッションを聴けば良く分かる。
そのプレイはジャンルに囚われる事の無い、まさに八面六臂の活躍ぶり。
つまり、ジェフが叩けば、ポップもロックもジャズもレゲエも歌謡曲も全てが『最高に活きる』のだ。
リズム良ければ全て良し。
まさに偉大なドラマーだったのだ。
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私は『そのバンド』のCDを聴くのを止めて、大好きなTOTOのアルバムをCDプレイヤーのトレーにセットした。
『isolation』
何と最高の音楽だろう!!
ジェフのドラムが躍動する。
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