『友人と納豆と弁当』
私の高校時代の友人は兎に角『納豆』が大好きで、朝晩のみならず、お昼のお弁当の中にも納豆を入れてくる、『納豆の僕(しもべ)』の様な男でした。
先づ、お弁当の最下層にご飯を薄く敷き詰め、その上に均一になる様 納豆を敷いていきます。
またその上に再度ご飯を敷き詰めたら、今度は『味付け海苔』をご飯が見えなくなるぐらいに載せていきます。
彼曰く、『海苔でご飯に蓋をする事で、納豆の匂いが拡散しない』らしく、確かに授業中に納豆の匂いを感じた事は有りませんでした。
バリエーションも豊富で『焼きタラコのほぐし』や『しらす干し』『菜葉の刻み』などなど・・・多種多様なトッピングにより、友人は高校時代の三年間を『納豆弁当』で駆け抜けて行ったのでした。
最初見た時は心底『ギョッ』としたものの、美味しそうに納豆弁当を食べる友人を観ていると、何だか無性に納豆が食べたくなるのでした。
つーか、これを書いている時点で納豆が無性に食べたいんですケド!💦