預金・借越
◯普通預金
銀行などにお金を預ける普通預金は資産として処理をします。
例)現金100円を普通預金口座に預け入れをした。
(普通預金)100 (現金)100
◯定期預金
定期預金とは、期間を指定した上で預け入れる預金のことで、原則として期間満了時以外の引き出しが出来ません。定期預金は資産として処理をします。
例)普通預金から定期預金に100円振り替えた。
(定期預金)100 (普通預金)100
◯当座預金
当座預金とは、会社などが支払いをする際に利用する口座です。普通預金のように入出金を自由に出来ず、小切手や手形などで利用します。当座預金は資産として処理をします。
例)普通預金から当座預金に100円振り替えた。
(当座預金)100 (普通預金)100
また自分で小切手を振り出した(自己振出小切手)時は当座預金を減らします。
例)仕入れ100円を自己振出小切手で支払った。
(仕入)100 (当座預金)100
自己振出小切手を受け取ったときは当座預金を増やします。
例)売上100円を自己振出小切手で受け取った。
(当座預金)100 売上(100)
◯当座借越(借入金)
当座預金の残高以上の引き出しは基本的には出来ませんが、当座借越契約というものを結んでおくと、預金の額を超えて引き出すことができます。これを当座借越と言います。決算日において当座借越が生じている場合は資産である当座預金が貸方になってしまうので、当座借越(負債)に振り替えます。借入金(負債)として処理する場合もあります。
例)決算日において100円の当座借越が生じている。
(当座預金)100 (当座借越)100 ※当座預金はトータル0です。
また決算日において上記の振替をした場合は、翌期の初日(期首)に逆の仕訳をして振り戻します。これを再振替仕訳と言います。
例)前期末の決算において、当座預金の貸方残高 100円 を当座借越に振り替えていたので、当期首において再振替仕訳を行った。
(当座借越)100 (当座預金)100
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