見出し画像

大阪の喫茶店で聞き込み(ご先祖さまの墓探し(7))

ひいじいちゃんのお墓を探しに、大阪まで行ってきました。
亡くなった時に住んでいた場所は喫茶店となっていたので、ミックスサンドを食べながらウェイトレスさんに聞き込みをした話です。

JRで大阪へ

私のひいじいちゃん(曽祖父)について、これまでに入手した戸籍からわかっている範囲で時系列で書いていくと、

慶應3年(1867) 出生(場所不明)
明治22年(1888) 妻と結婚(場所不明)
明治35年(1902) 五男(祖父)が誕生(台湾
明治37年(1904) 六男が誕生(台湾
明治44年(1911) 七男が誕生(徳島市
大正13年(1914) 妻が死亡(場所不明)
昭和3年(1928) 徳島市から大阪市に移住
昭和5年(1930) 大阪市から岸和田市に移住
昭和9年(1934) 岸和田市から大阪市に移住
昭和19年(1944) 死亡(大阪市

と、こんな感じ。

大阪市役所に電話で確認したら、ひいじいちゃんは今の住所でいうところの港区築港で亡くなったらしい。
ひょっとしたら、ここにお墓があるのかも…

大阪港駅を降り、小雨降るなか築港エリアに到着

大阪港を降りると、なんか観光客が多いな。
と思ったら、近くに海遊館というでかい水族館があるらしい。
あと日本一低い山と言われる天保山もすぐそば。

で、この写真の区画にひいじいちゃんが亡くなった時に住んでいた場所があるはずなんだけど、とりあえずぐるっと一回りしても同じ名字の家はないっぽい。

ということで、その区画にある昔ながらの喫茶店に入って聞き込み。
(BGMで柏原芳恵とか流れてそう)

お昼時だったので、コーヒーとサンドイッチを頼む。
サンドイッチは何種類かあったが、選ぶ時間も与えずお店の人が「ミックスサンドでいい?」と。
よくわからないけど、大阪で『サンドイッチ』といえばミックスサンドなのだろうか。

コーヒーとミックスサンド

このミックスサンドがうまい!
注文が入ってから作っていただいたみたいで、タマゴサンドがほっかほか。
コーヒーも香りが高く、ミックスサンドとマッチ!

いやいや。
食事を楽しんでる場合じゃなくて、聞き込みをしないと。
とウェイトレスさん(私の母と同じ年代)の手が空いたのを見計らって、ひいじいちゃんのお墓を探していると伝えると、色々教えてくださった。

・ひいじいちゃんが亡くなった時の戸籍上の地番は、この喫茶店と同じ場所
・このお店は昭和40年くらいにできた
・でも、ひいじいちゃんと同じ名字は聞いたことがない
・この場所は中国人から購入した

どうやら調べてみると、ひいじいちゃんが亡くなった後に大きな空襲があって、このあたりは焼け野原になったらしい。

1945年6月の大阪築港地区(毎日新聞社)

港区は空襲により面積の88.6%が焼け野原になり、波速区と並んで市内で一番大きな被害を受けました。

港区の戦後70年 - 戦前の繁栄と戦争による壊滅的被害 - 大阪市
現在の大阪市港区築港
Google Map
1951年の大阪市港区築港
市町村別地形図空中写真のページ(大阪市港区)

確かにいま喫茶店がある場所も更地になっていて、ひいじいちゃんの住んでいた建物もない。
となると、今回の調査は空振りか…

と思ったところで、「近くにある高野山というお寺で何かわかるかもしれないよ」と教えていただいた。
一縷の望みをかけて、そのお寺に向かうと…

#ご先祖さまの墓探し

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?