地球を肌で感じる宿、Earthboatを始めます
ティザーサイト公開中です。
https://earthboat.jp/
15年経営したLIGを離れ、次のキャリアとして何をしようか考えた時に、自身の地元である長野県野尻湖で自然と関わるようなビジネスをやりたいな、と漠然と考えていました。引き続き自らが経営している株式会社LAMPや、そこに付随するThe Saunaなど、そういった文脈をしっかりと活かしつつ、新たなチャレンジとなるような事を考えた時に、やっぱり自分が心から楽しめて、熱中できることを軸としようと。そんなことを2022年の初頭からぼんやりと考え始めました。
自然、建築、アウトドア、サウナ、焚き火…。
自分が好きで熱中できそうな単語を並べて、今ある事業やノウハウの中から拡張性があって、向こう10年は少なくとも熱中できそうなことを絞り込んでいきました。こうして、2022年の3月くらいからぼんやりと、ビジネスモデルの輪郭が見え始めます。
ヒントになった、我が家での暮らし
2021年に野尻湖の湖畔に家を建てたのですが、この家は外と中の境界線が曖昧な設計にしました。例えばシャワーを浴びたり、洗濯機を使うためには必ず外に出なければいけないといった具合です。日常生活の動線上で必ず屋外に出なければならないことで、強制的に自然を感じる設計になっています。(冬は寒いです)
もちろん、サウナも水風呂もあるのですが、ご覧の通りがっつりと外です。このように、家なんだけれども積極的に外で過ごすことができる家を建てて、そこで過ごすうちに、こういった家が日本中にあったらいいのになと思うようになりました。
キャンプよりもっと快適に過ごせて、ホテルよりもっとアウトドアを楽しめる。綺麗なトイレ、シャワーを完備して。サウナは当然あるとして。犬も一緒に泊まれる方がいいな。そんな宿を全国に展開していきたい。そのためにはどうしたら良いのだろうか?
拡張の難易度が高い、宿ビジネスへの悩み
現在、LAMPは長野県野尻湖、大分県豊後大野、長崎県壱岐島の3ヶ所で展開しており、どの宿も嬉しいことに多くのお客様に来ていただいています。また、全国からLAMPやサウナ事業の誘致といったお話も来るようになり、その都度、我々としても事業拡大のためにやりたい気持ちと、高い設備投資、そしてその後の運用オペレーションの煩雑さ、採用や育成の難しさから気軽にお受けできない状況が続いていました。
自分たちは良いものをつくっている、という自信はあるのですが、それが拡張できるのかというと、なかなか現実的に難しい。今のビジネスモデルでは全国に100店舗LAMPを作るのは非現実的なのです。
そういった経営上の課題感からのアプローチもあり、俺が次の10年を全力で打ち込める事業は何かというテーマに対して、
田舎 / 自然 / 建築 / アウトドア
拡張性のある宿ビジネス / ローコストオペレーション
みたいなイメージが固まってきました。
つまり、自分が興味のあるテーマと、今感じている経営の課題感を解決するプロダクトを作れば、なかなか面白いことができるんじゃ無いかな、という仮説です。俺はこれまでの経験上こういった仮説をよく外すんですが、今回は確度高いと思います。合ってる。うん。良いと思う。さすが俺。
宿に必要な機能を全て備えた、Earthboatというプロダクト
という感じで、半年くらい経って出来たのが、こちらの3Dイメージです。
簡単に言うと、タイヤのついたトレーラーハウスで、サウナとキッチンとトイレとシャワーが付いてて、大人4人が泊まれて、外にリビングがあって、基本的に滞在中は外で過ごしてもらって、そこには薪ストーブがあって、屋根もあるから雨や雪が降っても大丈夫な宿のプロダクトです。
Earthboat。
地球を漂う小舟、をイメージして名付けました。トレーラハウスなので、移動が出来て、基礎を打たないので土地へのダメージを最小化してます。こんな小舟が、日本中、地球上のあちこちにあったら。そこでの自然をもっと身近に感じて、楽しむための拠点になってくれることでしょう。
宿業をやっている側の目線で考えると、こいつを一個置いて、水道や下水、電気などのインフラを接続したら、それだけで宿の完成です。何も難しくないんです。トイレも脱衣所もシャワーも全部ついてます。大人4人が泊まれます。犬も泊まれます。(猫ももちろん!)
チェックインは、送られてくるパスコードを入力するだけの、セルフチェックイン方式を採用していて、お客さんはキャンプのように、自分たちだけでゆっくりと過ごしていただきます。スタッフは基本的に介入しません。
2023年1月ごろ、LAMP野尻の横で一拠点目をOPENします
LAMP野尻湖のすぐ横にある土地で、Earthboatの一拠点目をOPENする予定です。豪雪地帯の真冬にスタートするあたりが我々らしいのですが、まずは自分たちや周りの仲間と使ってみたいと思います。泊まってみたい!って人は連絡くださいねー!
俺は2年前に東京を離れ、長野にUターンしたのですが、最近本当に田舎での暮らしが楽しい。楽しいというか、しっくりきているんですよね。うまく説明できないんですけど、無理して生きていない感じ。ちょうど良いんです。ゆったりとした環境。四季を感じながら過ごして、休みの日は周りにいくらでもアウトドアを楽しめる環境があって。でも特に田舎だからといって不便や我慢もなくて。そんなちょうどいい温度感。
LAMPの温度感もそんな感じなんです。
頑張りすぎない。力を入れすぎない。背伸びしすぎない。
俺たちがやりたいサービス、俺たちがやってきたサービスって多分そんな感じなんだろうなと。
そんなちょうど良いプロダクトを目指して、Earthboat、いよいよ始まります。そしてこれを皮切りに、各地にどんどんEarthboatを展開していく予定です。
どうぞご期待ください。
Earthboatのオーナーを募集します
このプロダクト、実は誰でもオーナーになっていただけます。
そして、それを宿として我々が運用して、オーナーには月々リターンを返していくというビジネスモデルとなっています。詳しい内容は、直接ご説明させてもらいますので、我々と一緒にEarthboatを盛り上げたいと思っていただけた方はぜひお問い合わせください。
また、こういった土地や場所で、Earthboatを展開できないか、といった誘致のご相談も受け付けていますので、声をかけていただけると嬉しいです。
go@earthboat.jp
俺個人としては、ずっと「一緒にやりましょ!!!」っていうスタンスで経営をやってきました。今回のプロダクトはまさにそれを最大化できるはず。単純ですけど、日本中にEarthboatがあって、どんな場所でも泊まれて、その土地の自然を肌で感じられたら最高だなって。
俺は地元が大好きなんで、長野県を中心にまずは盛り上げていきたいなと思っていますが、ローカルへの愛が強くて、自分の地元を盛り上げたい!っていう人たちと一緒にパートナーシップを組んで各地にEarthboatを展開していきたいと思っています。
このnoteでは定期的にEarthboatについての情報を発信していきます。個人のTwitterでも情報発信していきますので、興味ある方はフォローをよろしくお願いします。
ぜひ、ご期待ください〜!
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