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PC自作歴約20年の先生に教えてもらって自作ゲーミングPCを作った

先日、Pentium4の時代から自作PC作りを続けているジュン先生に、予算10万円くらいでゲーミングPCを作りたい、という相談をしました。
結論をざっとまとめると、自分のような「細かい要望」がたくさんあるような人間は、結局自作PCを作った方が良いということになりました(カラフルに光らなくていい、光学メディア不要、Windows持ってる、大容量SSDが欲しい、HDDは付けたくない、ゲーミングだけどWi-Fi必要)

さらには、パーツ等はネットで揃えるのではなく、リアル店舗で買うべきだと言う教えに基づき、先日名古屋のツクモ電機に行ってパーツ一式を買ってきました。(みまもり先生付き)

Windowsを離れてMacを使うようになって10年。自作PCというものを作るのが初めてな自分の感想、揃えたパーツ一式などを紹介したいと思います。

ほぼ全て「熱」のために巨大な本体を用意する驚き

まず改めて思ったのが「サイズ」と「熱」に関すること。

買ったケースのサイズが、大雑把に230mm x 520mm x 600mmという「ATX規格」のケースなんですが、これが本当にデカい。

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このサイズのものと同じようなことを「ノートパソコンでできるようにする」ということに、いかにいろいろ無理があるのか。ゲームやら動画やら、ハイスペックな性能が求められるものを、薄っぺらいノートパソコンでなんとかしようというのは、何をどう頑張っても無理がある行為だよな、ってのを実物を見て思い知りました。

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さらに言うと、このパソコンの「電源」は650Wのもの(これでもまだそれほど大容量ではない)なんですが、それでもよく考えたら650W。

電力のほぼ全てが「熱目的」のドライヤーの電力を調べると、最大風力で1200Wが一般的。風力を中にすると600Wとかになるので、すごい大雑把にパソコン動かしてる時には、弱いドライヤー動かしてる時と同じような状態とも言えるレベル。

他に600Wのものを調べると、600Wの電気ストーブとか普通に存在してるし、電子レンジなんかも600Wが普通。

もちろんこのPCが、常に650Wの電力を使うわけではないんですが、パソコンというやつは本気を出そうとすると平気でその程度の電気を消費するものなんだなあということを思い知りました。

そりゃあこんだけ電気使うなら、熱もすごいよね。

よくよく考えたら、このデカい本体もほとんどが「熱対策」で、いろんなパーツにファンをつけて、空気の流れを良くして、それでどうにかちゃんと動くようにしてるんだもんなあ。

CPU、GPUにファンをつけて、ケース自体も前後に排熱用のファン。さらには、SSDを高速動作させるために、SSDにもヒートシンクを搭載。

そんだけ熱を発するもの使って、電気使って、イマドキのゲームが動く。

ゲームというやつは、PC業界でも結構「最先端」な世界でできてるもんなんだなあ、てのもなんか実際に自分で触ってみて思い知らされた感じがします。

ファンがブン回ってもまだ余裕がある

で、実際に使ってみて意外だったのが、ファンが全力でブン回ってもあんまりうるさくなかったこと。

MacBook Proで動画編集したりすると、これ、もうパソコンぶっ壊れるんじゃないか、みたいなすごい音がするんですが、自作デスクトップの音はなんと言うか「余裕がある」

ノイズ云々みたいなやつは当然いろんなパーツとか次第なので、一概に言えることではないんですが、この辺りの「静かなところ」はバカでかいサイズならではのメリットかな、と思います。

個人的にはファンの音よりも「CD ,DVとかHDDのディスクが回る音」がすごい嫌いで、その音が存在しない、というのも「思ってたより静か」という印象に貢献してるかもしれません。

なんか勝手に(同じゲーム機だというだけの理由で)PS4と同じくらいうるさい、ってのを想像してたんですが、それと比べると信じられないくらい静かで快適です。

ほぼ全ての部品がAmazonより安い値段だった驚き

その後、リアル店舗で買ってきたパーツのメモを残しておこう、っていろいろ記録してて驚いたんですが、大体のパーツがAmazonで売ってる値段より安かったんですよね。

これに関しては、1個1個のパーツについて全部きっちり一番安いところを探したりしてないし、同等性能のもっと安いもの、みたいなのを探したりしたわけではありません。なので、同じくらいの性能のものをもっと安く作る、とかは余裕でできると思うんですが、少なくとも自分が買ったのと同じものを全部Amazonで揃えるよりは安くついた、というだけでも十分に驚きでした(特に、在庫切れでおかしな値段になっていた、というわけでもない)

パソコンショップ、割とすげえのな。

買って組み上げて完成まで10時間

ただまあ、自作パソコンというやつはすげえ大変でした。

家から名古屋まで往復してパーツ買ってくるのに5時間くらい。その後ちょっと休憩して、パソコン組み上げてOSインストールしたりドライバインストールしたりで3.5時間くらい。

土日で道が混んでたり、付き添いジュン先生の買い物付き合ったり、ご飯休憩もしたりしてるんですが、お昼13時から出かけて全部終わったら23時。

さらに言えば、俺はほとんど「自作」してなく、ほぼほぼ付き合ってくれたジュン先生の指導に従うのみ。これを自分一人で組み上げてたら、あと2時間くらい余分にかかってたかもしれません。

結論から言うならば、そういう頼れる人がいない場合には、素直にBTOで買えるマシーンを買った方が、間違いなく楽だろうな、と思います。

(ジュン先生にはのちほど、厚いお礼をいたしました)

自作PC、というか今時のゲーミングPCでゲームをやってみたら結構いろいろ感動したりもしているので、その辺りの話はまたnoteやPodcastなどでまとめてみたいと思います。

という感じのことをPodcastで話しました

詳しくは以下からご視聴いただけます。

実際に買った製品

以下、実際に買った製品です。当初の予算10万円、現実的にはもう少しスペックアップして12〜13万円くらいかなあ、と思ってたら、なんだかんだで142,100円になりました。

CPU:Core i5-10600 29091円で購入

マザーボード:TUF GAMING Z490-PLUS 22364円で購入

メモリ:Crucial DDR4 16GB x2  14580円

グラボ:PH-GTX1660S-O6G 23980円

電源:Thermaltake 80PLUS GOLD 650W  11980円

SSD:HP 1TB SSD M.2 EX920シリーズ NVMe 1.3/3D TLC/DRAMキャッシュ搭載 15480円

ケース:Fractal Design DEFINE R5 10980円


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