大好きのシャワー
絵本の記録ー11
「どんなに きみがすきだか あててごらん」
作:サム・マクブラットニィ 絵:アニタ・ジェラーム 訳:小川 仁央
タイトルのとおり、2羽のうさぎがお互いにどんなに大切におもっているかを伝え合うというお話。
ストーリーとしてはシンプルな内容ですが、シンプルなことなのに現実では誰かに対して「とっても大切におもっているよ」ということを表現する機会はあまりありません。
わたしは子どもに何かを残せるなら<自分のことを大切におもっている人がいる>ということを意識の奥の方に埋め込みたいと思っています。当たり前のことだという感覚を持ってほしい。
この絵本はその意図を汲んでくれます。おやすみ前の会話という設定なので、寝る前に読んであげるのにぴったりです。たしか記憶の定着には寝る前に勉強するのが良いとか、、、勉強の代わりに大好きだよーという言葉のシャワーをせっせと浴びさせるのはどうでしょうか。
春はワクワクの反面、ちょっと寂しい季節でもありますね。大切な人へのプレゼントとしてもお薦めしたいです。
今回もお読みいただきありがとうございました。